マルチタイムフレームとは?入手方法やMT4への設定方法を紹介
マルチタイムフレームとは?
マルチタイムフレームとは一つのチャートで他の時間軸のインディケーターを表示する機能になります。 MT4では特殊なインディケーターをインストールすると、異なる時間軸のインディケーターを表示することができます。
つまり、一つの時間軸のチャートで複数の時間軸のインディケーターをチェックすることが可能となり、一目で短期と長期の状況を把握することができるようになります。
Multi Timeframe Moving Average
今回ご紹介するのは、MT4のライブラリから無料で入手できる「Multi Timeframe Moving Average」というインディケーターになります。
このインディケーターを使うと簡単に複数の時間軸の移動平均線をチャート上に表示できるようになります。
インディケーターの入手、設定方法
MT4のターミナルの「ライブラリ」ウィンドウを選択し、「Multi Timeframe Moving Average」をチャート上にドラッグします。
その後、MT4を再起動します。
再起動後、ナビゲータのインディケータ内のDownroad内にできる「mtf_ma」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ&ドロップすると、設定画面が表示されます。
設定項目は次のようになっています。
Moving Average Timeframe:どの時間軸のチャートの移動平均線を表示するかを指定します。Moving Average Period:移動平均線の期間を指定します。
Moving Average Method:移動平均線の種類を指定します。
Moveing Average Applied Price:移動平均線の適用価格を選択します。
Moving Average Shift:移動平均線を前後にずらす際にずらす幅を指定します
次の例では1時間軸のチャートに日足の60日移動平均線を表示させる場合の設定になります。
設定項目を指定した後OKを押すと他の時間軸の移動平均線が表示されます。
次の例では日足チャートの60日移動平均線が1時間足チャートに表示されており、その移動平均がレジスタンス、サポートになっているのが確認できると思います。
必ずレジスタンスやサポートになるとは限りませんが、上位の時間軸の移動平均線がサポートやレジスタンスとなることは多いため、利益が乗っている場合の利益確定の目安にしたり、ストップ注文を置く水準の目安にするといった使い方ができると思います。
また、移動平均線をしっかりと抜けてきた場合には抜けてきた方向へ価格が勢いづくというシナリオも考えられ、エントリーポイントを探る際にも有効と考えられます。
短い時間軸のトレードを続けていると長い時間軸のインディケーターを見落とし勝ちになってしまうことがあります。
マルチタイムフレームのインディケーターを使用し、同時に表示することでそれを避けることができるようになります。
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