オアンダラボ 30の戦略

Point and figureを使い価格のターゲットを算出する方法

ポイント&フィギュアチャートを使うと価格のターゲット(目標値)を算出することができます。

ポイント&フィギュアのターゲット算出方法には水平カウンティングと垂直カウンティングという2種類の方法があります。

 

水平カウンティング

水平カウンティングとは保ち合いが続いた後、均衡を抜けだした場合にどのくらいの価格の伸びが期待できるかというものです。

 

計算方法

保ち合った列数 × 転換枠数

 

つまり保ち合った列の数にポイント&フィギュアチャートの設定の際に決めた転換枠数分の数を掛けた数字分の上昇または下落が期待できるというものです。保ち合いが長く続けば続いただけその後の波動は大きくなる可能性が高くなります。

pfff

 

必ずこの数値に近いところまで上昇、下落するとは限りませんが、保ち合いが続き、売買の交錯が続いた場合はその水準でポジションが溜まり、均衡が崩れ、逆方向のポジションを持った参加者の損切り注文、新規のトレンド方向への注文が殺到し、大きな変動になる可能性は高いというテクニカルの基本的な考え方に沿ったものになります。

 

垂直カウンティング

垂直カウンティングとは大きく動いた後の反動の目標値を計算する方法です。
長く続いたトレンドが転換の起点となった第一波の枠数を元に算出します。

 

計算方法

第一波の上昇枠 × 転換枠数 を第一波の開始地点から計算します。

次の図では下落が続いた後の反発の場合を例にしています。

pfs3

 

このケースでは下落が続いた後、反発の第一波で10枠上昇となりました。

この第一波の枠数の開始地点から、第一波の枠数である10に転換枠数とした4を掛けた40枠分の上昇が目標値となります。

水平カウンティング同様に、絶対にこの目標値付近まで反発するという訳ではありませんが、長らく続いたトレンドが転換する場面では溜まったポジションの決済が反転の原動力となり、力強い動きとなる場合が多くなるということは頭に入れておいた方が良いと思います。

 

まとめ

水平カウンティングは保ち合いを抜けだした場面で用い、垂直カウンティングはトレンドの反転の場面で用います。

あくまでも目標値であるため、過信は禁物ですが、利益確定のターゲットを探る場面などに活用できます。

 

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