海外FXは危険性が高い!危険と言われる3つの理由や安全なFX会社の見分け方を解説
海外FXとは、海外に本社を置くFX会社を意味する一方、無登録業者(金融商品取引業の登録を受けていない業者)を指す場合もあります。
無登録業者は、業務の実態等の把握が難しく、トラブルが生じても追及が困難であり、危険性が高いと言えます。
本記事では、海外FXが危険な理由などについて解説します。
目次
- 1.登録業者と無登録業者(海外FX)の違い
- 2.海外FXが危険と言われる3つの理由
- 3.安全なFX会社の見分け方
- 4.【まとめ】海外FXは危険性が高い!危険と言われる3つの理由や安全なFX会社の見分け方を解説
登録業者と無登録業者(海外FX)の違い
FX会社は、金融商品取引業の登録を受けているかどうかで分類できます。
つまり、登録業者か、無登録業者かの違いです。
日本に居住する者に対して金融商品取引(FX取引)を業として行うには、金融商品取引業の登録が必要です。
登録するにあたり、虚偽表示や誇大広告の禁止、投資家の資産の分別管理、トラブル対応窓口の設置、システム安全稼働のための管理など、投資家保護の態勢を整備することが求められます。
登録業者は、一般社団法人金融先物取引業協会のサイトに、わかりやすくまとめられています。
OANDA証券もリストに並んでいます。
登録業者一覧(店頭 FX 取引、取引所 FX 取引、店頭バイナリーオプション取引)
https://www.ffaj.or.jp/members/document/
逆に言えば、上記のリストにない業者は、無登録業者です。
一般的に海外FXという場合、無登録業者を指します。
たとえ海外で金融商品取引のライセンスを持っていても、日本で金融商品取引業の登録を受けていなければ、日本に居住する者に対して金融商品取引を業として行うことは禁止されています。
海外FXが危険と言われる3つの理由
海外FXが危険と言われる理由は、以下の通りです。
- ①金融商品取引業の登録を受けていない(無登録業者)
- ②詐欺業者が存在する
- ③出金拒否される場合がある
①金融商品取引業の登録を受けていない(無登録業者)
近年、無登録業者によるFX取引に関連したトラブルが多発している中で、金融庁は無登録業者と取引を行わないよう、注意を呼びかけています。
無登録業者は、金融庁のサイトで公表されています。
無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について
https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html
無登録業者は、上述した投資家保護の態勢が整備されているかどうか、実態が掴めません。
また、トラブルが発生した場合に、業者への追及が困難です。
そのため、金融庁や消費者庁から、危険性が高いと指摘されています。
②詐欺業者が存在する
事例として、海外FX業者が投資家を騙すトラブルも少なくありません。
詐欺業者の手段として、以下の5つが報道されたことがありました。
- ・自動売買を用いた詐欺
- ・偽のFXアプリを用いた詐欺
- ・異性を狙う国際ロマンス詐欺
- ・投資の運用代行を装う詐欺
- ・高額投資スクールへ勧誘する詐欺
これらの詐欺の手口については、「FX・仮想通貨詐欺の代表的な10の手口」の記事で詳しく紹介しています。
③出金拒否される場合がある
海外FXの口座で利益を出しても、資金を出金できないトラブルが報告されています。
これまでに国民生活センター等に寄せられた報告では、以下のようなものがあります。
- ・ポジション保有中のため先に決済が必要(決済方法は教えてくれない)
- ・税金として160万円が必要
- ・口座残高の半分の証拠金(その事例では700万円)が必要
- ・我々はソフトの販売会社であり、海外の業者に仲介しているだけ
安全なFX会社の見分け方
安全なFX会社の見分け方は、以下の通りです。
- ①金融庁に登録されているか確認する
- ②実績を確認する
- ③サポート体制が充実している
①金融庁に登録されているか確認する
近年は、無登録業者による広告宣伝が巧妙化し、登録業者との違いがわかりにくくなっている傾向があります。
動画やSNS、ウェブサイトなどで、登録業者と並列的に語られる場合もあり、消費者にとっては判断がつきづらくなっています。
前述の通り、日本国内でFX取引サービスを提供するためには、必ず金融商品取引業の登録業者になる必要があります。
登録業者は、一般社団法人金融先物取引業協会のサイトに、わかりやすくまとめられています。
登録業者一覧(店頭 FX 取引、取引所 FX 取引、店頭バイナリーオプション取引)
https://www.ffaj.or.jp/members/document/
②実績を確認する
運営年数が長い、全世界で多くの口座数を抱えているなどの実績があるFX会社は、信頼性が高いと言えます。
また、約定力などの個別の項目に関する実績も重要です。
約定力では、スリッページの発生率や平均幅、経過時間ごとの約定率などの実績が参考となります。
OANDA証券のこれらのデータは、以下のページで毎週更新されています。
> OANDA 東京サーバー インフラデータ
③サポート体制が充実している
電話やメール、チャット等によるサポート体制が充実しているFX会社は、安心して利用しやすいと言えます。
また、操作マニュアルがわかりやすくまとめられているFX会社も、快適に利用しやすいでしょう。
【まとめ】海外FXは危険性が高い!危険と言われる3つの理由や安全なFX会社の見分け方を解説
海外FXとは、海外に本社を置くFX会社を意味する一方、無登録業者(金融商品取引業の登録を受けていない業者)を指す場合もあります。
無登録業者は、業務の実態等の把握が難しく、トラブルが生じても追及が困難であり、危険性が高いと言えます。
日本に居住する者に対して金融商品取引(FX取引)を業として行うには、金融商品取引業の登録が必要です。
近年は、無登録業者による広告宣伝が巧妙化し、登録業者との違いがわかりにくくなっている傾向があるため注意が必要です。
登録業者は、一般社団法人金融先物取引業協会のサイトに、わかりやすくまとめられています。
登録業者一覧(店頭 FX 取引、取引所 FX 取引、店頭バイナリーオプション取引)
https://www.ffaj.or.jp/members/document/
OANDA証券は登録業者です。
世界での実績があり、約定力に関するデータなどの情報公開も行っています。
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