FXとは|はじめてのFX・初心者向けの基礎知識
FX(外国為替証拠金取引)とは「Foreign Exchange(フォーリン・エクスチェンジ)」の略で、ドルや円などの為替を対象とした投資です。
本記事では、FXとはどのような投資なのかや、始め方などについて、初心者向けに詳しく解説します。
目次
- 1.FX(外国為替証拠金取引)とは
- 2.FXで得られる2つの利益
- 3.FXで発生する取引コスト
- 4.FXを動画で学ぶ初心者向け講座
- 5.FXの4つの魅力
- 6.FXの5つのリスク
- 7.FXの始め方
- 8.FX初心者が失敗しないおすすめの取引方法
- 9.FXを無料で体験できるデモトレード
- 10.OANDA証券が提供するFX取引に役立つオリジナルコンテンツ・ツール
- 11.OANDA証券でFX取引を始めるまでの流れ
- 12.FXの税金
- 13.FX取引を始める前にシミュレーションをしてみよう
- 14.【まとめ】FXとは|はじめてのFX・初心者向けの基礎知識
FX(外国為替証拠金取引)とは
ここではFX(外国為替証拠金取引)の概要を、以下の内容に分けて解説します。
- ・FXの意味
- ・外国為替取引の仕組み
- ・FX取引の種類
FXの意味
FXとは「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」といいます。
FXでは、ドルや円など異なる通貨を交換すること(外国為替)によって、利益を狙います。
外国為替の取引(売買)を通じて、為替レート変動による差額が得られる仕組みです。
その外国為替を証拠金取引で行います。
証拠金取引では、投資家がFX会社に証拠金(保証金)を預け入れ、差金決済を行います。
差金決済とは、お金やモノをやりとりするのではなく、取引開始時と終了時の差額をやり取りする取引です。
外国為替取引の仕組み
外国為替取引の仕組みは、身近な海外旅行を例にするとわかりやすいです。
たとえばアメリカ旅行の際、円をドルに両替しますが、この両替をする行為が外国為替取引です。
出発前が1ドル=150円として、帰国時には1ドル=160円に為替レートが変動した場合、1ドルの価値は10円増えたことを意味します。
このように外国為替取引では、為替レートの変動によって損益が発生します。
>FXで損益が発生する仕組みについて詳しく知りたい方はこちら
FX取引の種類
日本におけるFX取引の種類は、「店頭取引(OTC取引)」と「取引所取引」の2種類に大別できます(どちらもオンラインの取引に対応しています)。
店頭取引はFXを取り扱う金融商品取引業者(FX会社)を通して行う取引、取引所取引は取引所を通して行う取引です。
2024年現在、FXの取引所取引は東京金融取引所が提供する「くりっく365」のみとなっています。
そのため、一般的にFX取引といえば「店頭取引」を指します。
FXで得られる2つの利益
FXでは、主に以下2つの方法で利益を得られます。
- ・為替差益
- ・スワップポイント
為替差益
為替差益とは、円やドルなどの通貨の売買により発生するキャピタルゲイン
たとえば、1ドル=150円の時に、今後為替レートは上がる(ドル高円安)と予測し買いポジションを保有します。
その後、為替レートが151円に上がり決済すると「+1円」の利益が得られ、逆に149円に下がり決済すると「-1円」の損失が発生します。
この損益が為替差損益に該当します。
FXでは、為替レートが上がったり下がったりする性質を利用して差益の獲得を狙います。
「安く買って高く売る」「高く売って安く買う」という取引を行うことが大切です。
>FXで損益が発生する仕組みについて詳しく知りたい方はこちら
スワップポイント
スワップポイントとは、2か国間の金利差によって発生する損益です。
世界各国の通貨は、金利が高い国もあれば低い国もあります。
FXでは金利が高い通貨を買い、低い通貨を売るポジションを翌営業日まで保有し続けると、金利差によって発生するスワップポイントをほぼ毎日受け取れます。
ポジションを保有しているだけで損益が発生するので、インカムゲインとして期待できます。
何度も取引を行い利益を狙う為替差益だけではなく、スワップポイントで中長期的にコツコツと利益を狙うことも可能です。
ただし金利が高い通貨を売り、低い通貨を買うポジションの場合、逆にスワップポイントの支払いが発生します。
これを、マイナススワップと呼びます。
スワップポイントは受け取るだけではなく、支払いが発生する場合もあるという点に注意が必要です。
FXで発生する取引コスト
FXの取引コストは、主にスプレッドです。
スプレッドとは、売値(Bid)と買値(Ask)の差で、実質的な取引手数料に相当します。
通貨ペアによってスプレッドは異なりますが、主要な通貨ペアでは0.3銭~1銭の間が一般的です。
たとえば、スプレッドが0.3銭で1,000通貨分の取引を行うと、取引コストは3円です。
10,000通貨であれば、30円です。
取引数量によって計上される金額が変わり、多くなればなるほど取引コストも大きくなります。
多くのFX会社では、取引手数料を無料と記載していますが、実際はスプレッド=取引手数料と考えておくと良いでしょう。
FXを動画で学ぶ初心者向け講座
これからFX取引について学ぶには、「動画の方がわかりやすい」と考えている方も多いでしょう。
OANDA証券ではFX取引の基礎知識をわかりやすく解説した動画を、多数提供しています。
約10分の短い動画で、効率的にFX取引の基礎知識を学ぶことができます。
関心をお持ちの方は、ぜひ以下の動画をご参照ください。
FXとは、どのような投資? (動画時間:7分23秒) |
FXの注文方法 (動画時間:7分18秒) |
---|---|
ローソク足やチャートの見方 (動画時間:9分36秒) |
ロット(Lot)の解説 (動画時間:6分46秒) |
通貨ペアの選び方 (動画時間:10分24秒) |
pipsの基礎知識 (動画時間:6分53秒) |
FXのリスク (動画時間:10分37秒) |
FXのテクニカル分析 (動画時間:10分28秒) |
FXのファンダメンタルズ分析 (動画時間:7分46秒) |
FXの始め方・やり方 (動画時間:8分40秒) |
FXの4つの魅力
FXの魅力は、主に以下4つあります。
- ・【魅力1】買いと売りの両方で利益を得られる
- ・【魅力2】レバレッジを活用した取引が可能
- ・【魅力3】FXは少額から取引できる
- ・【魅力4】原則24時間取引できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【魅力1】買いと売りの両方で利益を得られる
FXは、買いと売りの両方で利益を得られるので、外貨預金や外貨建てMMF(投資信託)など他の投資商品のリスクヘッジとしても活用できます。
外貨預金や外貨建てMMFなど外貨を扱う投資商品は、為替変動リスク(為替の変動により損失が発生するリスク)が発生します。
それらの投資商品は、買いのみでしか利益を得られません。
為替相場は一方向へ動くのではなく、上がったり下がったりしながら変動します。
仮に、外貨預金や外貨建てMMFで資産を運用していた場合、相場が下落局面の時は、含み益の減少や含み損が発生する可能性があります。
また、売りで利益を狙うこともできないので、下落局面では機会損失が発生します。
売りから利益を狙えるFXを活用すれば、相場が下落局面の時でも利益を得られます。
外貨預金などで含み益の減少や含み損が発生しても、FXの売りで利益を確保することで、資産をヘッジ(為替変動の影響を抑える)できます。
>FXが資産運用として選ばれる理由について詳しく知りたい方はこちら
【魅力2】レバレッジを活用した取引が可能
FXは、レバレッジを活用した取引が可能です。
レバレッジとは、直訳すると「てこの作用」で、小さな力で大きなものを動かす仕組みを指します。
その意味からFXにおけるレバレッジとは、預け入れた資金よりも何倍も大きな金額で取引できる仕組みのことです。
FXは、最大25倍(個人の場合)までレバレッジを活用した取引を行えます。
これは、取引に必要な資金が25分の1(4%)に圧縮できるという意味です。
本来、100万円が必要な取引は、レバレッジ25倍を活用すれば、4万円(100万円÷25)という少額で取引できます。
つまりレバレッジの仕組みにより、FXは少額から資金効率の良い取引が行えます。
【魅力3】FXは少額から取引できる
少額から取引できることもFXの魅力です。
FX取引では、最小取引数量(1回の取引で最低でも必要な注文数量)が設定されています。
この数値はFX会社によって異なり、1通貨から取引可能なFX会社もあれば、1,000通貨や10,000通貨から取引可能なFX会社もあります。
たとえば1ドル150円で1,000通貨の取引をする場合、本来150,000円必要です。
しかし、25倍のレバレッジをかける場合、6,000円あればこの取引を行えます。
このようにレバレッジをかけることで、どの程度少額から取引できるのかをまとめたのが、以下の表です。
取引数量 | レバレッジ1倍(無し) | レバレッジ10倍 | レバレッジ25倍 |
---|---|---|---|
1通貨 | 150円 | 15円 | 6円 |
1,000通貨 | 150,000円 | 15,000円 | 6,000円 |
10,000通貨 | 1,500,000円 | 150,000円 | 60,000円 |
本来150万円必要な10,000通貨の取引であっても、25倍のレバレッジをかければ6万円の自己資金で取引を行えます。
また、1通貨から取引できるFX会社であれば、6円からスタートできます。
このように少額でも取引をスタートできることが、FXの魅力といえます。
【魅力4】原則24時間取引できる
FXは、原則土日を除く24時間取引を行えます。
一般的には、月曜日の朝7時~土曜日の朝7時まで取引を行うことができ、祝日も取引可能です。
(サマータイムの場合は、月曜日の朝6時~土曜日の朝6時まで)
土日以外24時間取引をできる理由は、平日であれば世界のどこかの外国為替市場が開いているためです。
外国為替市場とは、特定の市場のことではなく、以下の2つの取引の集合体です。
- ・①:個人・企業と金融機関の取引
- ・②:金融機関と金融機関の取引
どちらも「外貨が絡む取引」であれば「外国為替市場の一部」となります。
たとえば、銀行に行って日本円の預金の一部を外貨預金に切り替えたら、その取引も外国為替市場の一部となります。
このような取引は、①でも②でも、平日であればあらゆる国で、一定量の取引が行われています。
そして、それらの取引はほとんどが日中に集中し、夜間は少なくなります。
各国の外国為替市場が活発に動く時間を一覧にすると、以下の通りです。
(主要な都市のみを一覧にしていますが、他の国でも外国為替の取引は活発に行われています)
このように、各国の取引が活発になる時間は繋がっています。
そのため、FX取引は平日であれば、原則24時間行えるのです。
FXの5つのリスク
FXのリスクは様々ですが、ここでは代表的な以下5つのリスクについて解説します。
- ・【リスク1】高いレバレッジでの取引はハイリスク・ハイリターン
- ・【リスク2】大きな損失はロスカットになる可能性がある
- ・【リスク3】為替変動によって損失が発生する
- ・【リスク4】金利変動によって損失が発生する
- ・【リスク5】信用リスクや技術的なトラブルによって損失が発生する
それぞれのポイントをまとめます。
【リスク1】高いレバレッジでの取引はハイリスク・ハイリターン
FXのレバレッジは、少額から資金効率の良い取引が行えるので、最大のメリットといっても過言ではありません。
しかしその反面、使い方を間違えれば大きな損失が発生するリスクもあります。
預け入れている証拠金に対して、取引する金額が多いか少ないかでリスクは変わります。
証拠金のほとんどを使ってしまうような取引(ハイレバレッジ)は、大きな損失が発生する可能性を持ちます。
【リスク2】大きな損失はロスカットになる可能性がある
FXには、ある一定の損失が発生すると強制決済される「ロスカット」という仕組みがあります。
ロスカットは預け入れた資金以上の損失を発生させない仕組みですが、執行された場合には資金の大半を失ってしまいます。
ロスカットが執行される水準は各FX会社によって異なります。
一般的には、証拠金維持率(必要な資金に対する純資産の割合)が100%を下回ると執行されるケースが多いです。
また短期間での急な価格変動や週明けの窓開けなどが発生した場合も、ロスカットが執行される可能性があります。
ロスカットは投資家保護を目的としていますが、投資家としてはなるべくなら執行されないよう対策をとりたいです。
低レバレッジでの取引や、含み損の長期保有はせず損切りを適切に行うなど、常にリスクを抑えた取引を心がけましょう。
【リスク3】為替変動によって損失が発生する
為替相場は需要と供給によって変動し、その値動きは不規則であり誰も正確に予測することはできません。
買いで取引した場合、エントリーした価格よりも値上がりすれば為替差益を受け取れますが、逆に値下がりすれば為替差損が発生します。
また金融ショックや何らかの大きなイベントが発生した場合、相場は大きく変動する恐れがあります。
誰にも正確に予測できない為替相場だからこそ、損切りや資金管理などを行いリスクを抑えた取引が大切です。
【リスク4】金利変動によって損失が発生する
FXは金利差によるスワップポイントで利益を狙えますが、世界各国の通貨の金利はその国の景気や政策などによって変動します。
初めは金利が高く期待通りのスワップポイントが付与されていたとしても、金利が下がってしまい期待通りのスワップポイントが付与されない可能性もあります。
金利の支払いが発生してしまう可能性もあるので、取引する通貨の政策金利は必ず確認する必要があります。
【リスク5】信用リスクや技術的なトラブルによって損失が発生する
FXは、取引を行うFX会社によるリスクも発生します。
FX会社による主なリスクは、以下の通りです。
信用リスク
信用リスクとは、取引するFX会社の信用状況によって発生するリスクです。
FXは相対取引が一般的であり、リスクヘッジのカバー取引を行います。
FX会社やカバー先会社の信用状況が悪化してしまうと、意図した取引が成立しない恐れがあります。
技術的なトラブル
インターネット上で行うFX取引は、FX会社が提供するシステムを介して取引を行います。
FX会社側またはユーザー側の通信機器や通信回線などの不具合により、一時的または一定期間、注文ができなかったり遅延したりする可能性があります。
以上、5つのリスクについて解説しました。
その他にも注意すべき点がいくつかあるので、詳しくは以下の記事をご覧ください。
FXの始め方
FXの始め方は、以下の流れです。
- ・【STEP1】FX会社を選ぶ
- ・【STEP2】口座開設を行う
- ・【STEP3】資金を入金する
- ・【STEP4】取引を始める
それぞれ詳しく解説します。
【STEP1】FX会社を選ぶ
FXを始めるには、まず取引するFX会社を選ぶ必要があります。
各FX会社によって取引ツールやスプレッド、取引を始めるのに必要な金額などが異なり、初心者の方はどのFX会社で取引を行えば良いのか迷うでしょう。
FXですぐに利益を狙うのは難しく、ある程度の経験や取引スキルが必要となるため、まずは少額から取引を始められるFX会社を選ぶことが推奨されます。
具体的には、最小取引数量が1通貨や1,000通貨単位から取引を始められるFX会社を選ぶと良いでしょう。
【STEP2】口座開設を行う
取引するFX会社を選んだら、次にそのFX会社の口座開設を行います。
口座開設といっても実店舗へ行くわけではなく、Web上で簡単に申し込み手続きが行えます。
FX会社の口座開設を行う際は、メールアドレスや本人確認書類(マイナンバー、運転免許証等)を用意しておくとスムーズに手続きできます。
必要事項の入力や書類の提出などが完了し審査に通れば、無事口座開設の完了です。
【STEP3】資金を入金する
審査に通ると、FX会社からログインIDやパスワードなどの情報が記載された書類が送られてきます。
書類を参照して口座へログインし、資金を入金します。
【STEP4】取引を始める
資金を入金し口座に反映されれば、取引を始められます。
最初から高いレバレッジでの取引を行い、大きな損失を発生させるのはよくある失敗例です。
初心者の方は、少額から取引を始めたりデモトレードから始めたりなどして、リスクを抑えた取引を心がける必要があります。
以下で、初心者の方が失敗しない運用方法について解説します。
FX初心者が失敗しないおすすめの取引方法
FX初心者の方が失敗しない取引のやり方は、以下の通りです。
- ・通貨ペアを選ぶ
- ・チャートを見て相場分析を行う
- ・注文方法を覚える
通貨ペアを選ぶ
FXでは、2か国間の通貨の組み合わせである通貨ペアを売買することで損益が発生します。
通貨ペアは、株式投資の銘柄に相当します。
通貨ペアによって、価格の変動幅(ボラティリティ)などが異なります。
ボラティリティが高い通貨ペアは、大きな値幅(利益)を獲得できる期待が持てますが、同様に大きな損失を出す可能性もあります。
そのため、初心者のうちは「米ドル/円」や「ユーロ/米ドル」といった、比較的値動きが安定している(ボラティリティが低い)傾向にある通貨ペアを選ぶと良いでしょう。
チャートを見て相場分析を行う
FXは上がるか下がるかを予測する投資ですが、根拠のある予測でなければ長期的に利益を残すことはできません。
チャートを分析し、優位性の高い取引を行っていくことが大切です。
チャートとは、為替レートの過去の値動きをグラフ化したものであり、相場分析には欠かせないツールです。
チャートは、ローソク足チャート・バーチャート・ラインチャートなど様々な種類があります。
その中でも、日本ではローソク足チャートが一般的に利用されています。
チャート分析の基本として、まずはローソク足チャートの見方から覚えましょう。
ローソク足チャートの見方を覚えたら、次にチャートを用いた相場分析を行います。
FXの相場分析は、主に「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2つがあります。
テクニカル分析とは?
テクニカル分析とは、過去の値動きを基に将来の値動きを予測する相場分析方法です。
主に、移動平均線やボリンジャーバンドなどといったインジケーター(テクニカル指標)をチャート上に表示し、それらの情報を基に価格が上がるのか下がるのかを分析します。
他にもインジケーターは多くありますが、初心者の方は使い方がシンプルな移動平均線から使ってみると良いでしょう。
>移動平均線を使ったトレードアイデアについて詳しく知りたい方はこちら
またその他のインジケーターについては、以下の記事をご参照ください。
>テクニカル分析を使ったトレードアイデアについて詳しく知りたい方はこちら
ファンダメンタルズ分析とは?
ファンダメンタルズ分析とは、世界各国の経済や金融政策、政治状況などから将来の値動きを予測する相場分析方法です。
短期的な値動きよりも、中長期的な値動きを分析するのに適しています。
世界の通貨では、先進国で金利が高い国の通貨は買われやすく、金利が低い国の通貨は売られやすい傾向があります。
国のファンダメンタルズは様々な情報を収集し分析する必要がありますが、主に中央銀行の金融政策に注目するのが王道的な方法です。
ファンダメンタルズ分析では、国が発表する経済指標の動向や中央銀行関係者のコメントなどから、各国の金利動向を予測していきます。
ファンダメンタルズ分析では、主要国の経済状況に関して、多くの情報を収集し分析する必要があるため、初心者には難易度が高い側面があります。
初心者の方は、比較的取り組みやすいテクニカル分析から始めてFX市場に慣れ、その後にファンダメンタルズ分析を取り入れると良いでしょう。
注文方法を覚える
FXでは、すぐに注文を発注する方法や予め価格を決めて発注を行う予約注文など、様々な注文方法があります。
初心者の方が覚えておきたい具体的な注文方法は、以下3つです。
- 1. 成行注文:今見ている価格で約定する注文方法
- 2. 指値注文:予め自分で決めた価格で約定する注文方法
- 3. 逆指値注文:主に損切りで使う注文方法
また、IFD注文やOCO注文といった、応用的な注文方法もあります。
それらの注文方法を活用すれば、売買戦略に応じた取引を自動的に行うことが可能です。
まずは、成行・指値・逆指値注文を覚え、慣れてきたらIFDやOCO注文などを覚えていくと良いでしょう。
その他にも、初心者が取引前に知っておきたい取引方法は多くあります。
初心者の方はどのような失敗を犯しがちなのかを把握し、対策をしていくことが大切です。
>FX初心者によくある失敗例とその対策について詳しく知りたい方はこちら
FXでは、実際に取引を行う前に無料で取引を体験できる「デモトレード」というサービスがあります。
本番取引前に、FX取引がどういうものかを体験しておくのも、リスク対策の1つです。
FXを無料で体験できるデモトレード
デモトレードとは、仮想資金を使い無料でFXを体験できるサービスです。
現実のお金を失うリスクなくFX取引を体験できるので、本番取引前に利用する初心者の方も多くいます。
デモトレードは、FX取引を体験できるだけでなく、FX会社が提供する取引ツールに慣れることができるという点も大きなメリットです。
本番取引前に利用しておけば、ツールの誤操作による思わぬ損失を防ぐ対策ができます。
また、実際に配信されている為替レートを使用しており、実際の為替レートの値動きをリアルに体感できます。
「少額とはいえ、実際のお金を使って取引するのは不安」という方は、デモトレードから始めてみると良いでしょう。
●OANDA証券が提供するデモトレード
OANDA証券が提供するデモトレードの詳細は、以下の通りです。
仮想資金300万円から取引を始められ、仮想資金が無くなっても、一定条件を満たせば継続して取引を行えます。 また、OANDA証券のデモトレードは、MT4やMT5といった高機能な取引ツールを使って取引を行えることが大きな特徴です。 |
OANDA証券が提供するFX取引に役立つオリジナルコンテンツ・ツール
OANDA証券では、お客様のFX取引に役立つコンテンツやツールを豊富に提供しています。
以下を参考に、ぜひご活用ください。
- ・X(旧Twitter)
- ・YouTube
- ・マーケットニュース
- ・FX初心者向けコンテンツ
- ・リアルタイムチャート
- ・OANDA証券オリジナルマーケット分析ツール
- ・経済指標カレンダー
- ・国別経済指標
- ・FX基本用語集
- ・お客様との公平・公正な取引環境を実現するインフラデータを公開
- ・FXでOANDA証券が選ばれる理由
X(旧Twitter)
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OANDA証券が提供するマーケットニュースでは、投資判断に役立つ最新ニュースやマーケット情報などを、適切なタイミングで毎日提供します。
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OANDA証券では、初心者の方向けにFXとはどのような投資なのか、始め方などのコンテンツを豊富に提供しています。
リアルタイムチャート
OANDA証券では、各通貨ペアのリアルタイムチャートを提供しています。
5分足から日足まで様々な時間足のチャートをご覧いただけます。
OANDA証券オリジナルマーケット分析ツール
OANDA証券では、FX取引に役立つオリジナルツールを豊富に提供しています。
たとえば、OANDA証券の代表的なツール「OANDAオーダーブック」では、他のトレーダーの保有ポジションや未約定のオーダー状況がわかります。
どこに損切り注文がたまっているのか、含み損を抱えているポジションはどのくらいあるのかなどを把握でき、将来の価格を予測するのに役立ちます。
その他にも、通貨の強弱が把握できる「通貨の強弱チャート」、ボラティリティを把握できる「ボラティリティ グラフチャート」などがあります。
経済指標カレンダー
OANDA証券が提供する経済指標カレンダーでは、本日発表予定の経済指標を一覧で把握できます。
また、今週や来週といった今後の発表予定もいち早く把握することが可能です。
国別経済指標
OANDA証券では、各国の経済指標結果をひとまとめにした「国別経済指標」を提供しています。
最新の数値や過去の数値を把握するのに便利なツールです。
FX基本用語集
FXでは、専門用語が多く用いられます。
わからない用語が出てきた時に、ぜひご活用ください。
お客様との公平・公正な取引環境を実現するインフラデータを公開
OANDA証券では、約定までのスピードやスリッページの発生率などの情報を公開しています。
透明性を高め、改善に努めることで、お客様に公平・公正な取引環境を提供できると考えています。
FXでOANDA証券が選ばれる理由
OANDA証券では、FX初心者向けの教育コンテンツや中上級者向けのオリジナル相場分析ツールなど、お客様の取引をサポートする様々なサービスを提供しています。
OANDA証券がどのようなサービスを提供しているかは、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
OANDA証券でFX取引を始めるまでの流れ
OANDA証券でFX取引を始める流れは、以下の通りです。
- ・OANDA証券の口座開設を行う
- ・マイページにてFX用のサブアカウントを作成する
それぞれ詳しく解説します。
OANDA証券の口座開設を行う
まず、OANDA証券の口座開設を行います。
以下3つのものを用意しておくと、口座開設をスムーズに行えます。
- 1. メールアドレス
- 2. 本人確認書類
- 3. マイナンバー
以下のボタンから、OANDA証券の口座開設フォームに飛べます。
必要書類や口座開設のやり方については、以下の記事を参考にしてください。
>FXの口座開設のやり方【図解付き】|必要書類や審査基準も徹底解説
マイページにてFX用のサブアカウントを作成する
OANDA証券で口座開設が完了したら、以下のステップでサブアカウントを作成してください。
- 1.パスワードを初期化してマイページにログイン
- 2.サブアカウントの作成
- 3. 証拠金の入金
サブアカウントの詳しい作成方法は、以下の記事を参考にしてください。
OANDA証券では、初心者から中上級者向けに様々な取引コースを提供しています。
自分に合った取引コースの診断は、以下より行ってください。
OANDA証券の口座開設申込受付基準は、以下からご参照ください。
OANDA証券の口座開設に関するよくある質問は、以下からご参照ください。
OANDA証券に書類を郵送する場合は、以下の書類をダウンロードしてお使いください。
OANDA証券の取引概要については、以下からご参照ください。
OANDA証券の店頭FX取引に係るリスク情報に関する開示については、以下からご参照ください。
>開示情報
FXの税金
FXである一定の利益を得たら、税金を支払う必要があります。
利益に対する税率は、以下の通りです。
また、FXでは株でいう「特定口座」の仕組みがなく、自ら確定申告を行う必要があります。
確定申告が必要な方は、以下の通りです。
- ・給与所得が2,000万円を超える方
- ・給与所得者で、FX等の所得が年間20万円を超える方
- ・被扶養者で、FX等の所得が年間48万円を超える方
- ・個人事業主
納税は国民の義務なので、FXに関する税金のルールについて、しっかりと理解しておく必要があります。
FX取引を始める前にシミュレーションをしてみよう
FX取引を始める前に、自分が想定している資金や取引数量などを入力して、レバレッジ倍率やロスカット水準などを事前に把握することが推奨されます。
OANDA証券では、以下3つのシミュレーションツールを提供しています。
- ・証拠金・損益シミュレーション
- ・FX、CFD用資産シミュレーション
- ・東京サーバー(TY3コース)用スワップポイント・シミュレーター
証拠金・損益シミュレーション
証拠金・損益シミュレーションは、必要情報を入力するだけで簡単にレバレッジ倍率やロスカット水準などを算出できます。
レバレッジ倍率やロスカット水準の他にも、利益確定や損切り水準を入力すると利益や損失がどのくらいの金額になるかも想定できます。
FX、CFD用資産シミュレーション
FX、CFD用資産シミュレーションは、想定する損失額や勝率などを入力すると、口座資産の変化をシミュレーションできます。
1回のトレードでどの程度のリスクを取り、どの程度のリターンを狙っていけば良いのか、そしてどの程度の勝率があれば口座資産が増えていくのかを想定できます。
東京サーバー(TY3コース)用スワップポイント・シミュレーター
通貨ペアや取引金額などを入力するだけで、スワップポイントがどのくらい付与されるのかを確認できます。
取引する通貨ペアのスワップポイントがどれくらい付与されるのかを、事前に把握しておくと良いでしょう。
>東京サーバー(TY3コース)用スワップポイント・シミュレーターはこちら
【まとめ】FXとは|はじめてのFX・初心者向けの基礎知識
FXとは「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」といいます。
FXは、レバレッジを用いることで少額でも取引をスタートできることが特徴です。
また、売買によるキャピタルゲインだけでなく、スワップポイントによるインカムゲインを狙えることも魅力です。
平日は原則24時間取引を行えるため、忙しい方でも取り組みやすいことがメリットといえます。今回紹介してきた基礎知識も含め、OANDA証券ではFXの基礎知識をわかりやすく解説するコンテンツを、FX初心者の方向けに豊富に提供しています。
OANDA証券でのお取引に興味をお持ちいただけた方は、以下のボタンから口座開設をご検討ください。
FX初心者にオススメのコンテンツ
これからFXを始める初心者の方向けに、豊富なコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもFXをスムーズに始めることが可能です。またOANDAの口座保有者だけが使えるOANDAオリジナルインジケーターも提供しています。是非OANDAの口座開設をご検討ください。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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