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【2025年】豪ドル/円(AUD/JPY)今後の見通し・予想|今後1年間の値動きを徹底分析


豪ドル/円(AUD/JPY)は、日本人投資家から人気のある通貨ペアです。

豪ドル(AUD)は先進国通貨の中では、比較的高金利の1つとして知られています。

本記事では、2025年の豪ドル/円の見通しや予想について解説します。

豪ドル/円(AUD/JPY)のリアルタイムチャート

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上のチャートは、豪ドル/円のリアルタイムチャートです。

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豪ドル/円(AUD/JPY)の予想・見通し

2025年の豪ドル/円の見通しを考えるために、2024年の動きを振り返ります。

  • 1.【2024年】豪ドル/円の振り返り
  • 2.【2025年】豪ドル/円予想・見通し

【2024年】豪ドル/円の振り返り

豪ドル円の振り返り

出典:TradingView

上の日足チャートは、2024年の豪ドル/円の動きを示しています。

年初から7月にかけて、豪ドル/円は円安の展開でした。

この要因として、日本と豪州の金利格差が指摘されています。

下のグラフは、豪州準備銀行(RBA)と日銀の政策金利の推移を示したものです。

RBA政策金利

出典:国別経済指標

日銀政策金利_20250130

出典:国別経済指標

豪州の政策金利は2022年5月から上昇を始めた一方、日本の利上げは2024年3月以降です。

金利が高い通貨を保有すると金利収入が増えるため、市場参加者は金利が低い通貨よりも高い通貨を選好する傾向にあります。

これを受けて、豪ドル/円は円安が進んだ模様です。

しかし、7月以降は一転して円高が進み、売りが収まるとレンジ相場に移行しました。

この間、豪州の政策金利に変化は見られません。

日本の政策金利引き上げ見通しを受けて、円は他の主要通貨に対して強い展開でした。

豪ドルに対しても同様の動きが見られます。

【2025年】豪ドル/円予想・見通し

2025年1月時点で得られる情報を基に、2025年の相場に大きな影響を与えうるポイントを2点解説します。

  • ・豪州と日本の政策金利
  • ・中国の景気動向

豪州と日本の政策金利

2025年も引き続き、RBAと日銀の金融政策に注目です。

2024年のRBAは政策金利を据え置きました。

2025年に引き下げに転じるなら、円高要因だと考えられます。

また、日銀は政策金利を徐々に引き上げる見通しで、実際に引き上げられれば、こちらも円高要因だといえます。

中国の景気動向

2024年の中国は景気が減速しており、中国当局は2025年に経済対策を実行する旨を表明しています。

経済対策が期待通りの効果を上げるなら、中国経済は回復すると見込まれます。

豪州は中国と経済的な結びつきが強いとされており、中国経済の発展は豪ドルの上昇につながることが考えられます。

逆に、中国経済の回復が思わしくない場合、豪州経済にとってもマイナスに作用する可能性があります。

これは豪ドルの下落要因になると考えられます。

豪ドル/円(AUD/JPY)の3つの価格変動要因

為替レートはさまざまな要因で変動し、豪ドル/円も同様です。

数多くの要因の中で、特に豪ドル/円の動きに影響すると考えられる項目を紹介します。

豪州の政策金利

豪州の政策金利と豪ドル/円の推移には、ある程度の相関性が認められます。

RBA政策金利の推移
出典:国別経済指標

豪ドル円のチャート
出典:TradingView

上の長期チャートは2005年半ば以降の豪州の政策金利と豪ドル/円を示し、赤字の1~4は上下のチャートで対応しています。

2007年~2008年にかけて豪ドル/円は高値圏で推移し、同時期の豪州の政策金利も高水準です(1)。

その後、豪ドル/円は暴落し、政策金利も急速に低下しました(2)。

暴落後の豪ドル/円は元の水準付近まで戻ったものの、2020年に再び円高が進みました(3)。

政策金利の動きは豪ドル/円とやや異なるものの、2の後に上がって3にかけて下がったという推移は同様です。

2020年の急落が収まると円安の動きが再び強まり、豪州の政策金利も上昇しています(4)。

豪ドル/円の為替レートは豪州の政策金利だけでは決まらず、日本の政策金利も影響します。

しかし、日本の政策金利は低位で安定しているため、豪州の政策金利だけである程度の考察が可能です。

豪ドル/円の長期推移を見通すにあたって、豪州の政策金利は今後も重要な要素となる可能性があります。

中国の動向

中国は豪州と経済的な結びつきが強いとされており、中国の動向が豪ドル/円に影響する例があります。

中国と豪州の経済的な結びつきについて、TWI(Trade Weighted Index)で視覚的に知ることができます。

TWIとは、豪州準備銀行(RBA)が外国との貿易シェアを基に作成する指標で、全体を100%とするときの各国のシェアがわかります。

TWIの推移

データ引用元:RBA

上のグラフは1999年以降の推移を示しており、人民元(中国)だけが右肩上がりで推移している様子がわかります。

直近で中国が30%近くなのに対し、その他の国は10%台前半以下の状態です。

中国経済が好景気または不景気になると、豪州にも影響すると考えられ、これが豪ドル/円の動きに反映されます。

豪ドル/円の推移を考える際、中国の経済動向にも注意を払う必要があります。

さまざまなリスクの顕在化

豪ドル/円の長期チャートを再度確認すると、2や3に至るまでに円高が大きく進んだ様子がわかります。

豪ドル円のチャート
出典:TradingView

2はリーマンショックによる円高、3はコロナショックによる円高と、いずれも日豪が原因で発生した問題ではありません。

日豪以外の主要国でリスクが顕在化すると、豪ドル/円は円高が進む傾向にあります。

日豪のデータだけでなく他の主要国についても、情報をある程度把握する必要があります。

危機等が発生した場合に円高が進む事象について、しばしばリスクオフと呼ばれます。

逆に、大きなリスクが顕在化していない期間では、豪ドル/円は円安傾向で推移する例が珍しくありません。

これをリスクオンと呼びます。

豪ドル/円(AUD/JPY)の価格推移【2004年~2024年】

2004年~2024年の過去20年間、豪ドル/円はどのような要因によって推移してきたのか、以下で詳しく見ていきます。

  • ・【2007~2008年】サブプライムローン問題・リーマンショック
  • ・【2015年】チャイナショック
  • ・【2018年】米中貿易摩擦
  • ・【2020年~2022年】コロナショック・ロシアウクライナ問題

豪ドル円の価格推移

出典:TradingView

【2007年~2008年】サブプライムローン問題・リーマンショック

2007年に発生したサブプライムローン問題がきっかけで、2008年にリーマンショックが発生。

世界各国の通貨が暴落するほどの、影響を見せました。

これにより、約101円(2008年7月時点)で推移していた豪ドル/円は、約57円(2009年1月時点)まで下落してしまいます。

【2015年】チャイナショック

2015年には、中国の景気減速によるチャイナショックが発生。

2000年代に入り、中国政府の煽りによって個人投資家から信用買いを集め急激に成長した中国経済ですが、ひとたび下落に転じると歯止めが利かなくなりバブルが崩壊しました。

これにより、約94円(2015年6月時点)で推移していた豪ドル/円は、約76円(2016年6月時点)まで下落してしまいます。

【2018年】米中貿易摩擦

2018年には、米国と中国の貿易をめぐるトラブルによる米中貿易摩擦が発生。

トランプ大統領が中国製品の関税を大幅に引き上げる政策を行ったことにより、両国が報復関税をかけあう事態へと発展しました。

これにより、約88円(2018年1月時点)で推移していた豪ドル/円は、約65円(2020年3月時点)まで下落してしまいます。

【2020年~2022年】コロナショック・ロシアウクライナ問題

2020年にはコロナショック、2022年にはロシアウクライナ問題が発生。

これらの影響により、全世界のサプライチェーンに混乱が生じ、世界各国で大規模なインフレが発生しました。

これにより、約65円(2020年3月時点)で推移していた豪ドル/円は、約98円(2023年11月時点)まで上昇しています。

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【まとめ】【2025年】豪ドル/円(AUD/JPY)今後の見通し・予想|今後1年間の値動きを徹底分析

豪ドル/円は、日本人投資家から人気のある通貨ペアです。

豪ドル(AUD)は先進国通貨の中では、比較的高金利の1つとして知られています。

2024年の動きを振り返ると、前半は円安傾向だったのに対し、後半は円高後にレンジ相場を形成しました。

2025年に円高がさらに進むか、それとも円安方向に戻るか、注目が集まります。

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