ナスダック100(NASDAQ100)とは|今後の見通しやS&P500との違いなどを解説
ナスダック100(NASDAQ100)とは、NASDAQ市場の約7,000銘柄(2024年12月時点)のうち、金融業を除く時価総額上位100社で構成されている株価指数です。
ナスダック100の構成銘柄には、世界をリードするIT系企業の銘柄などが多数含まれています。
2024年12月13日、銘柄の定期入れ替えが発表され、マイクロストラテジーなど3銘柄が新規に採用されました。
採用数と同じ3銘柄が除外されており、市場関係者の注目を集めています。
本記事では、ナスダック100の詳細や今後の見通し、投資する方法などについて詳しく解説します。
目次
- 1.US100(米国100株価指数)リアルタイムチャート
- 2.ナスダック100(NASDAQ100)とは
- 3.ナスダック100の主な銘柄
- 4.ナスダック100の算出方法
- 5.ナスダック100の価格推移
- 6.ナスダック100の今後の見通し
- 7.ナスダック100以外の米国を代表する3つの株価指数
- 8.ナスダック100に投資する3つの方法
- 9.ナスダック100をCFDで投資する4つのメリット
- 10.ナスダック100をCFDで投資する3つのデメリット
- 11.OANDA証券でナスダック100CFD取引を始める方法
- 12.【まとめ】ナスダック100(NASDAQ100)とは|今後の見通しやS&P500との違いなどを解説
US100(米国100株価指数)リアルタイムチャート
- ※スプレッドは東京サーバーコースにある通貨/銘柄はTY3のものを表示しています。それ以外はNY4のものを表示しています。
- ※オンライン本人確認を利用した場合の最短時間。混雑状況等の事情により、お時間をいただく場合もございます。
OANDA証券が提供するナスダック100を参照したCFD「US100」のリアルタイム更新チャートを表示しています。
以下の記事からも、ナスダック100のリアルタイム更新チャートをご覧いただけます。
ナスダック100(NASDAQ100)とは
ナスダック100(NASDAQ100)とは、米国株式市場の1つであるナスダック(NASDAQ)が算出・公表する株価指数です。
ナスダックに上場する企業は、約7,000銘柄あります。
時価総額上位100銘柄で構成されるナスダック100を見ると、よりハイテク・IT関連に特化した価格動向を把握できます。
以下では、ナスダックと株価指数について解説します。
- ・ナスダックとは
- ・株価指数とは
ナスダックとは
ナスダックは米国に所在する株式市場の1つで、ニューヨーク証券取引所と並んで米国を代表する株式市場です。
ナスダックに上場する企業は、ハイテク・IT(情報技術)関連が中心です。
新興企業(ベンチャー)向けの株式市場では、世界最大の規模を誇ります。
2004年8月のナスダック100は1,300ポイント台で推移していましたが、2024年12月13日には21,780ポイントを記録しました。
およそ20年間で15倍ほどの上昇です。
長期で上昇トレンドを形成しており、今後の成長性も期待できることから、ナスダック100は投資先として注目を集めています。
ナスダックについてのより詳しい説明は「ナスダック(NASDAQ)とは?」の記事でまとめています。
株価指数とは
株価指数とは、取引所全体や一定の銘柄グループの株価を指数化したものです。
株価指数を見ることで、過去の基準値から現在まで、その市場の株価がどのように上下したのかを把握することができます。
株価指数をより詳しく知りたい方は、「株価指数CFDとは?」の記事をご覧ください。
ナスダック100の主な銘柄
ナスダック100には米国を代表する銘柄が多数採用されています。
代表例は以下の通りです。
ティッカーシンボル | 銘柄名 |
---|---|
AAPL | Apple Inc(アップル) |
MSFT | Microsoft Corp(マイクロソフト) |
NVDA | NVIDIA Corp(エヌビディア) |
AMZN | Amazon.com Inc(アマゾン) |
TSLA | Tesla Inc(テスラ) |
なお、ナスダック100の銘柄は定期的(毎年12月)に入れ替えが行われ、2024年12月13日にはマイクロストラテジー、パランティア・テクノリジーズ、アクソン・エンタープライズが新たに採用されました。
一方、イルミナ、スーパー・マイクロ・コンピューター、モデルナが除外されました。
ナスダック100の算出方法
ナスダック100は、時価総額加重平均という方法で算出されます。
時価総額加重平均は、対象となる全銘柄の時価総額を合計して、基準日の時価総額合計で割って算出します。
時価総額加重平均を用いることで、過去の時価総額から現在の時価総額がどのくらい成長したのかを把握できます。
時価総額加重平均はナスダック100以外にも、ナスダック総合指数やS&P500、日本のTOPIXなど様々な株価指数に用いられています。
ナスダック100の価格推移
下のチャートは、2006年頃から2024年12月現在までのナスダック100の対数チャート(縦軸の目盛りを価格の均等幅ではなく、変化率に応じた幅に調整したもの)です。
大局的には右肩上がりに推移しながらも、局所的には大きく下落している時期もあることがわかります。
出典:TradingView
この20年でナスダック100に大きなインパクトを与えた出来事をいくつか振り返ります。
- ・2008年:リーマンショック
- ・2020年:コロナショック
- ・2022年:ロシアによるウクライナ侵攻
2008年:リーマンショック
2007年のサブプライムローン問題が尾を引き、2008年に米国の大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が破綻しました。
これをきっかけに世界的な金融危機「リーマンショック」が発生しました。
ナスダック100は、2008年5月に約2,000ポイントで推移していたのが、同年11月には1,200ポイントを下回る水準まで下落しています。
2020年:コロナショック
2019年12月、中国で新型コロナウイルス集団感染が発生すると、翌2020年1月には世界中で感染が拡大。
世界各国で移動の制限やロックダウンを余儀なくされ、世界経済は低迷しました。
ナスダック100は、2020年2月の月初に9,000ポイント台で推移していたのが、同年3月には一時6,800ポイント付近まで下落しています。
2022年:ロシアによるウクライナ侵攻
2022年2月にロシアがウクライナに軍事侵攻を行ったことで、世界的なサプライチェーンの混乱を招き、各国で深刻なインフレが発生しました。
米国のFRB(連邦準備理事会)は国内のインフレを抑えるべく、ハイペースな金融引き締め(金利引き上げ)を実施。
ナスダック100もそれらの影響を受け、2022年1月には16,000ポイント台で推移していたにもかかわらず、同年10月には10,000ポイント付近まで下落しました。
ナスダック100の今後の見通し
過去のナスダック100の推移を確認して、2025年の値動きを考察します。
ナスダック100の年足チャート
(出典:TradingView)
上は、ナスダック100の年足チャートです。
2010年から2024年11月末までのおよそ15年間を確認すると、上昇した年は13回、下落した年はわずか2回(2018年と2022年)です。
調査の範囲を1985年以降の40年間に広げても、下落した年は7回にとどまります。
多くの年でナスダック100は価格を上げてきました。
直近の2022年の大幅下落では、新型コロナウィルス問題が大きく影響しました。
この年は米国株だけでなく、日経平均株価も下げています。
また、チャート中ほどに3年連続で下落した部分があり、この陰線はインターネットバブル崩壊の過程で作られました。
以上のデータから、ナスダック100が大きく下げた理由を2つに分類できます。
- ・疾病の蔓延
- ・大きな不況
2025年に上のいずれか、またはこれに類する出来事が発生する場合、ナスダックは下落する可能性があると考えられます。
どれも発生しない場合、過去の値動きが繰り返されるならば、上昇確率のほうが高いと考えられます。
トランプ大統領就任年(2017年)の値動き
2025年はトランプ大統領が就任する年です。
そこで、トランプ大統領が前回就任した2017年の値動きを確認します。
(出典:TradingView)
週足で2017年を振り返ると、ナスダック100は右肩上がりの年でした。
連続で陰線を形成した時期があったものの、上昇の勢いの強さがわかります。
2025年と2017年は異なる年であるため、同じ値動きになるとは限りません。
しかし、前回のトランプ大統領就任年に株価が上昇したのは事実であり、2025年も同様の結果になる可能性があります。
ナスダック100以外の米国を代表する3つの株価指数
米国を代表する株価指数は、ナスダック100以外にも以下3つあります。
- ・1.NYダウ
- ・2.S&P500
- ・3.ラッセル2000
ナスダック100とそれぞれの株価指数の違いを解説します。
【株価指数1】NYダウ
NYダウ(ダウ工業株30種平均)は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する株価指数です。ニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NASDAQ)に上場する企業の中から、米国を代表する30銘柄が選定されます。
厳しい審査をクリアして採用された銘柄は、優良銘柄として「ブルーチップ」とも呼ばれます。
以下では、ナスダック100とNYダウの違いを表にまとめています。
比較項目 | ナスダック100 | NYダウ |
---|---|---|
算出開始時期 | 1985年 | 1896年 |
算出・公表会社 | ナスダック(NASDAQ) | S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス |
構成銘柄数 | 100銘柄 (ニューヨーク証券取引所・ナスダックに上場する銘柄) |
30銘柄 (ニューヨーク証券取引所・ナスダックに上場する銘柄) |
算出方法 | 時価総額加重平均 | ダウ式修正平均 |
特徴 | 金融セクターを除く企業で構成 | 運輸産業グループと公益事業セクターは除く30銘柄で構成される株価指数 |
続いて、ナスダック100とNYダウのパフォーマンスを比較します。
ナスダック100とNYダウのパフォーマンス比較
出典:TradingView
上記チャートでは、2004年2月を起点とした20年間の上昇率を比較しています。
株価指数名 | 上昇率 |
---|---|
ナスダック100 | 約1,381% |
NYダウ | 約+313% |
ナスダックやナスダック総合指数の詳細については「ナスダック(NASDAQ)とは」の記事をご参照ください。
またOANDA証券では、ナスダック100指数のリアルタイムチャートや取引に役立つオリジナルツールを豊富に提供しています。
詳しくは、「US100(米国100株価指数)リアルタイムレート」の記事をご覧ください。
【株価指数2】S&P500
S&P500は、NYダウと同じくS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する株価指数です。ニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NASDAQ)に上場する企業の中から、主要な500銘柄が選定されます。
米国株式市場の時価総額約80%をカバーしており、米国株式市場のベンチマークとして多くの投資家から注目を集めています。
以下では、ナスダック100とNYダウの違いを表にまとめています。
比較項目 | ナスダック100 | S&P500 |
---|---|---|
算出開始時期 | 1985年 | 1957年 |
算出・公表会社 | ナスダック(NASDAQ) | S&P500ダウ・ジョーンズ・インデックス |
構成銘柄数 | 100銘柄 (ニューヨーク証券取引所・ナスダックに上場する銘柄) |
500銘柄 (ニューヨーク証券取引所・ナスダックに上場する銘柄) |
算出方法 | 時価総額加重平均 | 時価総額加重平均 |
特徴 | 金融セクターを除く企業で構成 | 米国株式市場のベンチマークとして注目される株価指数 |
続いて、ナスダック100とS&P500のパフォーマンスを比較します。
ナスダック100とS&P500のパフォーマンス比較
出典:TradingView
上のチャートでは、2004年2月を起点とした20年間の上昇率を比較しています。
株価指数名 | 上昇率 |
---|---|
ナスダック100 | 約1,381% |
S&P500 | 約+428% |
S&P500の詳細や今後の見通しなどについては「S&P500とは?」の記事で詳しく解説しています。
またOANDA証券では、S&P500のリアルタイムチャートや取引に役立つオリジナルツールを豊富に提供しています。
詳しくは、「US500(米国500株価指数)リアルタイムレート」の記事で詳しく解説しています。
【株価指数3】ラッセル2000
ラッセル2000は、FTSEラッセルが算出・公表する株価指数です。ニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NASDAQ)に上場する企業の中から、時価総額が高い上位1,001位~3,000位までの銘柄が選定されます。
その特徴を受けて、小型株投信のベンチマークとしてしばしば使用されます。
以下では、ナスダック100とラッセル2000の違いを表にまとめています。
比較項目 | ナスダック100 | ラッセル2000 |
---|---|---|
算出開始時期 | 1985年 | 1984年 |
算出・公表会社 | ナスダック(NASDAQ) | FTSEラッセル |
構成銘柄数 | 100銘柄
(ニューヨーク証券取引所・ナスダックに上場する銘柄) |
2000銘柄
(ニューヨーク証券取引所・ナスダックに上場する銘柄) |
算出方法 | 時価総額加重平均 | 時価総額加重平均 |
特徴 | 金融セクターを除く企業で構成 | 小型株で構成される株価指数 |
続いて、ナスダック100とラッセル2000のパフォーマンスを比較します。
ナスダック100とラッセル2000のパフォーマンス比較
出典:TradingView
上記チャートでは、2004年2月を起点とした20年間の上昇率を比較しています。
株価指数名 | 上昇率 |
---|---|
ナスダック100 | 約1,381% |
ラッセル2000 | 約+300% |
OANDA証券では、ラッセル2000指数のリアルタイムチャートや取引に役立つオリジナルツールを豊富に提供しています。
詳しくは「US2000(米国2000株価指数)リアルタイムレート」の記事をご覧ください。
●OANDA証券では世界の株価指数や市況をリアルタイムで配信している
OANDA証券ではナスダック100以外にも、S&P500やNYダウなどの米国株価指数、欧州株価指数などの価格推移を一目で把握できます。 (金や原油、天然ガスなど商品市場の価格推移も把握できる) また世界の株価指数の変化率を比較した「株価指数変化率チャート」もあり、どの株式市場でボラティリティが高くなったかなどを分析することも可能です。 世界の株価指数や市況のリアルタイム配信は、以下の記事を参考にしてください。 株価指数の変化率チャートの詳しい使い方は、以下の記事を参考にしてください。 「株価指数変化率チャート」は無料で利用できますが、5分更新なのでリアルタイムで把握することはできません。 OANDA証券の口座をお持ちの方なら1分更新と、よりリアルタイムでの情報を取得できます。 本格的に分析を行いたい方は、ぜひOANDA証券の無料口座開設をご検討ください。 OANDA証券の口座開設は以下のボタンから行えます。 |
ナスダック100に投資する3つの方法
ナスダック100に投資する方法は、以下の3つです。
- ・【投資方法1】インデックスファンド(投資信託)
- ・【投資方法2】ETF(上場投資信託)
- ・【投資方法3】CFD(差金決済取引)
- ・インデックスファンド・ETF・CFDどれがおすすめ?
【投資方法1】インデックスファンド(投資信託)
インデックスファンドは、株価指数(インデックス)の値動きとの連動を目指す投資信託(ファンド)を指します。
投資信託とは投資家から集めた資金を一まとめにして、専門家が株式や債券などで運用を行い、その成績や投資家の投資額に応じて利益が分配される仕組みです。
インデックスファンドの主なメリットは、積立投資が行いやすい点です。
100円や1000円などの金額指定で積み立てができる証券会社もあります。
【投資方法2】ETF(上場投資信託)
ETF(上場投資信託)は、上述したインデックスファンドと同じ投資信託です。
主な違いは、上場しているか上場していないか(取引所を通じて取引を行うかどうか)です。
インデックスファンドは銀行や郵便局などでも購入できますが、ETFの取引ができるのは証券会社のみです。
ETFの主なメリットは、リアルタイムで売買が行えることです。
【投資方法3】CFD(差金決済取引)
CFD(差金決済取引)は、実際に現物を保有することなく、売買で発生した損益のみを受け渡す取引です。日経平均株価やナスダック100などの株価指数だけではなく、金・銀といった商品などの取引もできます。
CFDの主なメリットは、レバレッジを活用した取引が可能な点で、おおむね最大10倍~20倍のレバレッジを活用できます。
レバレッジを使うと、売買代金の10分の1や20分の1の資金でトレードすることも可能です。
CFDは土日を除きほぼ24時間取引を行えるので、ETFよりも自由度の高い取引を行えます。
CFDの主なデメリットは、ファイナンシングコストが発生する点です。
翌営業日まで買いポジションを保有すると、金利相当額の支払いが発生します。
ポジションを長く保有し続けると、その分金利相当額が蓄積するので注意が必要です。
逆に、売りポジションを保有すると、金利相当額を受け取れる場合もあります(証券会社によって異なります)。
日々のファイナンシングコストは銘柄や金利情勢等を反映して変動するので、各証券会社のホームページで確認してください。
CFDの詳細については、「CFD(差金決済取引)とは?」の記事で詳しく解説しています。
インデックスファンド・ETF・CFDどれがおすすめ?
以下の表でインデックスファンド・ETF・CFDを比較します。
インデックスファンド | ETF | CFD | |
---|---|---|---|
取引開始方法 | 買いのみ | 買い/売り (信用取引の場合は、売りも可能) |
買い/売り |
取引時間 | 証券会社や銘柄ごとに異なる | 商品が上場されている取引所の取引時間内及びPTS(私設取引システム)稼働時間内 | ほぼ24時間 (銘柄によって異なる) |
信用取引の有無 | 無し | 有り (銘柄によって異なる) |
無し |
売買タイミング | 1日1回算出される基準価額 | リアルタイム | リアルタイム |
最大レバレッジ | 無し | 約3倍 (信用取引の場合) |
約10倍~20倍程度 (銘柄によって異なる) |
分配金 | 有り | 有り | 無し |
ナスダック100に投資する、一番の方法というものはありません。
ご自身の投資スキルやライフスタイルなどに合った投資方法を選ぶと良いでしょう。
また投資方法のメリット・デメリットを加味して、複数の投資方法を組み合わせる方法もあります。
例えば、インデックスファンドは買いからしか利益を狙えませんが、CFDは相場が下落基調の時にも利益を狙うことが可能です。
●OANDA証券ではナスダック100のCFD取引を提供している
OANDA証券では、ナスダック100を原資産とするUS100の取引が可能です。 また政策金利やCPI(消費者物価指数)など、ナスダック100のトレードに役立つ様々な経済指標を一覧化したコンテンツを提供しています。 経済指標の数値を調査するのは、手間がかかります。 以下記事をブックマークしておけば、すぐに重要な経済指標の数値を把握することが可能です。 「OANDA証券でナスダック100のCFD取引を始める方法」はこちらをご覧ください。 |
ナスダック100をCFDで投資する4つのメリット
ナスダック100をCFDで投資するメリットは、以下4つあります。
- ・【メリット1】レバレッジを活用した取引が可能
- ・【メリット2】ほぼ24時間取引が可能
- ・【メリット3】リアルタイムでの取引が可能
- ・【メリット4】インデックスファンドやETFのリスクヘッジとしても活用可能
【メリット1】レバレッジを活用した取引が可能
CFDは、レバレッジを活用した取引が可能です。
CFDを提供する会社や取引銘柄によって異なりますが、最大10倍~20倍程度までレバレッジをかけられます。
レバレッジを使えば取引に必要な資金を現物で取引する時より20分の1(レバレッジ20倍の場合)に抑え、資金効率の良い取引を実現することもできます。
ただしレバレッジは高ければ高いほど、大きな損失を発生させるリスクがあります。
ロスカットのリスクも高まるので、闇雲にレバレッジを高くすれば良いわけではありません。レバレッジについては、以下の記事をご覧ください。
●OANDA証券は最大10倍までレバレッジを活用できる
OANDA証券が提供するナスダック100を原資産とするUS100は、0.1単位から取引が可能です。 レバレッジは、最大10倍まで活用できます。 たとえばナスダック100が20,000ポイントの時であれば、20,000ポイント×140円(米ドル/日本円の現在価格。ここでは140円で想定)×0.1単位=280,000から投資を行えます。 レバレッジを10倍まで活用できるので、280,000×10%=28,000円から投資を行うことが可能です。 OANDA証券でナスダック100のCFD取引を始める方法はこちらをご覧ください。OANDA証券ではナスダック100以外にも、様々な銘柄を提供しています。 詳しくは、以下の記事をご覧ください。 |
【メリット2】ほぼ24時間取引が可能
CFDは、土日を除きほぼ24時間取引を行うことが可能です。
相場が急変動した時も、素早く対応できます。
平日ほぼ24時間取引可能なCFDなら、仕事で忙しいビジネスパーソンの方でも取り組みやすいです。
●OANDA証券のナスダック100CFDはほぼ24時間取引できる
OANDA証券が提供するナスダック100を原資産とするUS100は、土日を除く早朝8:00~翌朝7:00(米国東部標準時)まで、ほぼ24時間取引を行えます。 なお祝日等でお取引ができない場合がございます。 お取引の変更に関しては、トップページをご覧ください。 OANDA証券のCFD取引の取引時間に関しては、以下の記事をご覧ください。 「OANDA証券でナスダック100のCFD取引を始める方法」は、こちらの記事で詳しく解説しています。 |
【メリット3】リアルタイムでの取引が可能
CFDは、リアルタイムでの取引が可能です。
「相場がここまで下がったら買おう」「ここまで上がったら売ろう」など、好きなタイミングで取引を行えます。
投資信託は1日1回公表される価格(基準価額)をもとに取引します。
CFDと比べると投資信託は自分が買いたい価格で買えない可能性もあります。
【メリット4】インデックスファンドやETFのリスクヘッジとしても活用可能
CFDは、売りからも利益を狙えるので、インデックスファンドやETFのリスクヘッジとして活用することも可能です。
たとえば投資信託やETFでナスダック100に投資しており、含み益が発生しているとします。
相場は上昇下落を繰り返しながら一方方向へ動くので、下落時には含み益が減少してしまいます。
大きな下落となれば、含み益が含み損となってしまう可能性もあるでしょう。
売りもできるCFDなら、相場が下落時でも利益を狙え、インデックスファンドやETFのリスクヘッジとして活用することもできます。
ETFも売りから利益を狙えますが、CFDに比べて取引時間が限られています。
ほぼ24時間取引できるCFDのほうが、インデックスファンドやETFのリスクヘッジとして活用しやすいと言えるでしょう。
ナスダック100をCFDで投資する3つのデメリット
ナスダック100をCFDで投資するデメリットは、以下3つあります。
- ・【デメリット1】ファイナンシングコストが発生する
- ・【デメリット2】スプレッドが計上される
- ・【デメリット3】ロスカットリスクがある
【デメリット1】ファイナンシングコストが発生する
CFDは買いポジションを翌営業日まで保有するとファイナンシングコストが発生します。
ファイナンシングコストは、オーバーナイト金利とも呼ばれ、買いポジションを翌営業日に持ち越すと、金利の支払いが発生することです(一方、売りポジションで金利の受け取りが発生する場合もあります)。
【デメリット2】スプレッドが計上される
CFDは、取引ごとにスプレッドが計上されます。
スプレッドとは、未実現損失(まだ実現していない損失)として取引ごとに計上されるので、取引手数料のようなものと考えておくと良いでしょう。
1日に何十回も取引を行うスキャルピングのような取引を行うと、その分取引コストが発生してしまいます。
【デメリット3】ロスカットリスクがある
CFDは、大きな損失を抱えるとロスカットが執行されるリスクがあります。
ロスカットとは、証拠金維持率が一定の水準を下回った場合に強制決済される仕組みです。
過大な損失を発生させないようにする、投資家保護の役割があります。
OANDA証券でナスダック100CFD取引を始める方法
OANDA証券でナスダック100のCFD取引を始める方法は、以下の通りです。
- ・手順1:OANDA証券の口座開設を行う
- ・手順2:マイページ内にてCFD用のサブアカウントを作成する
手順1:OANDA証券の口座開設を行う
はじめに、OANDA証券の口座開設を行います。
口座開設をスムーズに行えるよう、以下3つのものを用意しておきましょう。
- ・1.メールアドレス
- ・2.本人確認書類
- ・3.マイナンバー
以下のボタンから、OANDA証券の口座開設が行えます。
必要書類や口座開設のやり方については、「FXの口座開設のやり方」の記事で詳しく解説しています。
また、はじめから実際のお金で取引を行うのに抵抗がある方は、デモトレードから始めてみましょう。
デモトレードなら取引に失敗しても実際のお金が減るわけではないので、気軽にCFD取引を体験できます。
以下のボタンから、OANDA証券のデモトレード用の口座開設が行えます。
手順2:マイページ内にてCFD用のサブアカウントを作成する
OANDA証券の口座開設後は、マイページ内にてCFD用のサブアカウントを作成します。
その後、取引プラットフォーム「MT4/MT5」をインストールし、CFD用サブアカウントに入金を行えば、取引を始められます。
CFD用のサブアカウントの作成や「MT4/MT5」のインストール、入金方法の詳しいやり方は「OANDAでのCFD取引を開始するまでの流れ」の記事で詳しく解説しています。
OANDA証券のCFD取引の取引概要に関しては「株価指数CFD取引概要」の記事をご参照ください。
また、OANDA証券のCFD取引に関するその他の質問に関して「よくある質問」の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】ナスダック100(NASDAQ100)とは|今後の見通しやS&P500との違いなどを解説
ナスダック100(NASDAQ100)は、世界最大級の株式市場であるNASDAQのうち、金融銘柄を除いた時価総額上位100社の銘柄で構成された株価指数です。
S&P500との違いは、ハイテク企業やIT企業などの新興企業の割合が高いことです。
ナスダック100のメリットは、世界を代表する革新的な企業に投資することができることです。
OANDA証券では、ナスダック100以外にも、S&P500やNYダウなど世界の株価指数に投資できるCFD取引の提供を行っています。
CFD取引や株価指数の基礎知識は、以下のコンテンツで詳しくまとめています。
OANDA証券でのお取引に興味をお持ちいただけた方は、以下のボタンから口座開設をご検討ください。
CFD(差金決済取引)を学びたい方へオススメのコンテンツ
OANDAではこれからCFDを始める初心者の方向けに、豊富なコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもCFDをスムーズに始めることが可能です。またOANDAの口座保有者だけが使えるOANDAオリジナルインジケーターも提供しています。是非OANDAの口座開設をご検討ください。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
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