小麦の参考になる情報とは?USDA統計や国際機関の統計を解説
USDA統計
大豆やトウモロコシと同様、日本の農林水産省に相当するUSDA(米農務省)の種々の統計が、価格変動の重要な手がかりとなります。毎月発表される需給見通し(WASDE Report:World Agricultural Supply and Demand Estimates)では、主要な作物と家畜の供給と需要の包括的な予測が提供されます。また、小麦の見通し(Wheat Outlook)では、WASDE Reportで発表されたマーケティング年の米国および世界の小麦の供給と需要に関する予測の変化について説明されています。
さらに、世界の穀物市場と貿易報告書(Grain:World Markets and Trade)では、米国と世界貿易、生産、消費、在庫に関するデータと、穀物の世界貿易に影響を与える動向が分析されています。この報告書は、小麦や米、粗粒(トウモロコシ、大麦、ソルガム、オート麦、ライ麦)がカバーされています。
国際機関の統計
国際穀物理事会(IGC:International Grains Council)は、世界穀物需給報告(Grain Market Report)を毎月発表しています。同報告では、生産高や消費、貿易量、在庫量などが把握できます。
また、国際連合食糧農業機関(FAO:Food and Agriculture Organization of the United Nations)からは、半年ごとに「世界食料需給見通し(Food Outlook)」が発行されています。同報告でも生産量・貿易量・消費量・期末在庫量など穀物の需給の状況が取り上げられます。
本記事の監修者・佐藤りゅうじ
1968年生まれ。1993年米大卒業後、1995年2月株式会社ゼネックス入社。アナリストとしてマクロ経済分析をはじめ、原油、天然ゴム、小麦などの商品市場、また為替市場、株式市場のアナリストリポートの執筆、トレードに携わる。2010年1月エイチスクエア株式会社を設立。
小麦を学びたい方へオススメコンテンツ
OANDA証券では、小麦に関する基礎コンテンツを豊富に提供しています。
小麦CFD投資に興味をお持ちの方は、ぜひ取引前の勉強にお役立てください。
またOANDA証券の小麦CFD投資では、MT4・MT5での取引が可能です。
OANDA証券では、お客様の声を元に約70種類以上のオリジナルインジケーターを開発しており、実際の取引ですぐに役立ちます。
OANDA証券の口座をお持ちの方は、自由にダウンロードをして利用できるので、ぜひ口座開設を検討してください(※一部、会員ステータスによるダウンロード制限あり)。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。