金融市場はカジノ ボックス理論の神髄と相場で勝つ方法
金融市場とカジノ
この書籍では株式市場で試行錯誤していた筆者が、金融市場とカジノの共通点に気づき、どのようにすれば、効率的にトレードできるかを紹介したものです。
株式市場では、証券会社、株式に関する情報を提供する業者、システムを提供する業者など、様々な業者が、トレーダーから収益を得ようと集まってきています。初心者のトレーダーは、これらの餌食にならないように注意が必要です。
特に、情報を提供する業者の中には、カジノや競馬などに多い詐欺まがいものも少なくありません。
悪徳業者は初心者の無知や欲望にアプローチするのが上手く、十分な警戒が必要です。
FX市場の場合も同じことが言えます。FXブローカーの手数料は現在は一部の例外を除き、無料の場合が多いですが、売値と買値の差(スプレッド)がトレーダーの取引コストとなります。
本書が書かれた時代の株式市場の取引手数料に比べると、FX業者の企業努力もあり、取引コストは大幅に低下していますが、やはり情報を提供する業者やシステムを提供する会社等は多く、何が必要な情報かということはしっかりと精査する必要があります。
このように、多くの情報が飛び交う中で、筆者のように、安易に得ることのできる情報に頼らずに、自分なりに必要な情報、不必要な情報をしっかりと仕分けし、自分なりの取引手法を作り出すというのが成功への近道なのかもしれません。
情報を整理し、値動きに集中
競馬では、血統、調教データ、騎手、天候、馬体重の増減等などの様々な情報が飛び交っていますが、結局、その馬の足が早いかどうかが重要です。
これと同様に、株式市場やFX市場でも、政策金利、GDP、政治等のファンダメンタルズ材料に加え、テクニカル指標や出来高情報などがあるほか、中には占星術まで持ち出すような分析方法まであり、初心者を混乱させます。
この書籍の筆者は、値動きが様々な情報を整理した後の最終成果物であり、これに注目することがもっとも相場の状況を把握するのに役立つという考え方で、ボックス理論を活用し、相場で成功したこともあり、値動きにフォーカスすることを勧めています。
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