先週金曜日（2025年4月25日）のドル円動向振り返り

ドル円は円安の展開。

加藤財務相が日米財務相会談について発言し、為替目標について協議されなかった旨が伝えられました。
これに対して、ドル円は円安で反応しています。
その後、中国が一部の米国製品について報復関税の対象から除外する旨が報じられました。
米中貿易摩擦の緩和が期待された模様で、ドル円は円安がさらに進んでいます。
円安傾向は土曜日の朝まで継続し、24日終値に比べて円安で取引を終えました。

なお、米国でミシガン大学消費者態度指数が発表され、市場予想より強い結果でした。
この時間帯のドル円は円安が優勢です。
また、トランプ米大統領が発言し、中国が何らかの譲歩をしない限り関税は撤廃しない旨が報じられています。

本日（2025年4月28日）のドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2025年4月28日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、140円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、141円付近にも、特に厚い買い注文があります。
この周辺にもサポートラインがあり、これに着目した注文だと考えられます。

その一方、145円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
また、143円台前半にも、特に厚い売り注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2025年4月28日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、弱い逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2025年4月28日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は円です。
円はマイナス幅を広げる展開で、この傾向は本日の朝時点で継続しています。
ドルはプラス圏で上下動し、本日朝時点で引き続きプラス圏に位置しています。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のドル円の注目材料

29日（火）22:00（米国）2月ケース・シラー米住宅価格指数（前年同月比）
29日（火）23:00（米国）4月消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）
29日（火）23:00（米国）3月雇用動態調査（JOLTS）求人件数
30日（水）-（日本）日銀・金融政策決定会合（１日目）
30日（水）8:50（日本）3月鉱工業生産・速報値（前年同月比）
30日（水）8:50（日本）3月鉱工業生産・速報値（前月比）
30日（水）17:00（ドイツ）1-3月期国内総生産（ＧＤＰ、速報値、季調前）（前年同期比）
30日（水）17:00（ドイツ）1-3月期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年同期比）
30日（水）17:00（ドイツ）1-3月期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比）
30日（水）18:00（ユーロ）1-3月期四半期域内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年同期比）
30日（水）18:00（ユーロ）1-3月期四半期域内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比）
30日（水）21:15（米国）4月ＡＤＰ雇用統計（前月比）
30日（水）21:30（カナダ）2月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前年同月比）
30日（水）21:30（カナダ）2月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
30日（水）21:30（米国）1-3月期四半期コアＰＣＥ・速報値（前期比年率）
30日（水）21:30（米国）1-3月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比年率）
30日（水）21:30（米国）1-3月期四半期雇用コスト指数（前期比）
30日（水）21:30（米国）1-3月期四半期ＧＤＰ個人消費・速報値（前期比年率）
30日（水）22:45（米国）4月シカゴ購買部協会景気指数
30日（水）23:00（米国）3月住宅販売保留指数（前年同月比）
30日（水）23:00（米国）3月住宅販売保留指数（前月比）
30日（水）23:00（米国）3月個人所得（前月比）
30日（水）23:00（米国）3月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前年同月比）
30日（水）23:00（米国）3月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前月比）
30日（水）23:00（米国）3月個人消費支出（ＰＣＥデフレーター）（前年同月比）
30日（水）23:00（米国）3月個人消費支出（ＰＣＥ）（前月比）
1日（木）-（日本）日銀展望レポート
1日（木）-（日本）日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
1日（木）15:30（日本）植田和男日銀総裁、定例記者会見
1日（木）21:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
1日（木）21:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
1日（木）22:45（米国）4月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
1日（木）23:00（米国）4月ＩＳＭ製造業景況指数
2日（金）8:30（日本）3月失業率
2日（金）8:30（日本）3月有効求人倍率
2日（金）18:00（ユーロ）4月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、速報値）（前年同月比）
2日（金）18:00（ユーロ）4月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、速報値）（前年同月比）
2日（金）21:30（米国）4月失業率
2日（金）21:30（米国）4月平均時給（前年同月比）
2日（金）21:30（米国）4月平均時給（前月比）
2日（金）21:30（米国）4月非農業部門雇用者数変化（前月比）
2日（金）23:00（米国）3月製造業新規受注（前月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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