中国株サマリー(25日)

市場概況
反落、方向感欠く 週末を前に持ち高調整の売り

 25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.07%安の3295.06ポイントだった。深セン成分指数は0.39%高の9917.06ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1135億6700万元だった。

 上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合い、値動きは方向感を欠いた。心理的節目の3300ポイントに乗せる場面もあったが、終盤に再びマイナス圏に沈んだ。トランプ米政権が関税を巡って中国への強硬姿勢を緩和し始めたとの見方が広がったほか、中国が米国からの輸入品に課す最大125%の報復関税を一部免除することを検討していると伝わったが、先行き不透明感は依然として強く、週末を前に持ち高を調整する動きが相場の重しとなった。セクター別では、貴金属や製薬、食品・飲料などが売られた半面、電力や観光・ホテル、家電などが買われた。

 A株市場では、華東医薬(000963)や招商局蛇口工業区控股(001979)、永輝超市(601933)が大きく下げたほか、江蘇恒瑞医薬(600276)や上海浦東発展銀行(600000)も売られた。半面、長春高新技術産業(000661)や完美世界(002624)、万華化学集団(600309)などが買われたほか、メーデー連休を来週に控え、中青旅控股(600138)も高かった。

 上海B株指数は0.52%高の256.16ポイント、深センB株指数は0.17%高の1176.25ポイント。

(山下)


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