全農、落札の備蓄米出荷は24%

ニュース

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は25日、落札した政府備蓄米約19万9千トンのうち、卸売業者に出荷したのは24日時点で24%(約4万7千トン)だったと発表した。これまでに落札した全量を卸売業者に売り渡し終えるのは、早くても6月中になる見通し。卸売業者がJA全農に注文してからスーパーや外食事業者などに届くまでには、おおよそ2~3週間かかるとしている。

 出荷済みを含めて売り渡しのめどが立っている備蓄米は計約13万1600トンとなっている。一方、残りの7万トン弱はまだ注文が入っていない。卸売業者の受け入れ量に限りがあることなどが要因とみられる。

 卸売業者はこれまで扱っていなかった備蓄米を精米工場などで新たに処理するため、時間がかかっているという。徐々に注文から出荷までのスピードは速くなっており、処理工程の短縮を急ぐ。

 JA全農が落札した約19万9千トンは、農林水産省が3月に実施した2回の入札で確保した分。農水省は3月末時点で放出量の約3%が卸売業者に渡ったと発表していた。


共同通信社提供



 
  共同通信社   

Provided by
共同通信社

東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 全農、落札の備蓄米出荷は24%