昨日(2025年4月22日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安が優勢。
ドル・米株・米国債券が同時に売られるトリプル安が指摘される状況だったものの、昨日は巻き戻して円安が進みました。
ドル円は午前中に140円割れを記録した後、円安に転じて141円台を回復して昨営業日の取引を終えています。
ベッセント米財務長官が発言し、状況は持続可能ではなく中国との緊張緩和を予想している旨が報じられており、これが影響した模様です。
営業日が変わってからトランプ米大統領が発言し、米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任計画がないこと、そして対中関税は大幅に下がる見通しを示しました。
この時間帯のドル円は円安方向に大きく進んでおり、大統領発言を受けた動きだと考えられます。
なお、リッチモンド連銀製造業指数が発表され、市場予想より弱い結果でした。
これに対して、ドル円は特段の反応を示していません。
本日(2025年4月23日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年4月23日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、140円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
しかし、現在値よりも円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、144円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
また、142円台後半から143円付近にかけて、特に厚い売り注文を確認できます。
現在値付近で発注されており、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年4月23日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはポンド円です。
相関関係だったのは豪ドル円、弱い相関関係だったのはユーロ円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年4月23日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円はおおむねプラス圏で推移し、本日朝にマイナス幅を広げました。
ドルはゼロを挟んで上下動し、夜以降はプラス幅を広げています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年4月23日)の主な経済指標
17:00(ユーロ)ユーロ圏製造業PMI
22:45(米国)4月製造業PMI
22:45(米国)4月サービス業PMI
27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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