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22日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=139円台を付けた。昨年9月中旬以来、約7カ月ぶりの円高ドル安水準。トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)に利下げを要求したことで、FRBの独立性が揺らぎ金融市場が混乱しかねないといった投資家の懸念が拡大し、ドルを手放して円を買う動きが優勢となった。
午後5時現在は、前日比27銭円高ドル安の1ドル=140円28~30銭。ユーロは1円01銭円高ユーロ安の1ユーロ=161円40~44銭。
朝方は前日に円を買う動きが進んだ反動で、持ち高調整などの円売りドル買いが先行した。その後、円安ドル高の是正を求めるトランプ氏の言動が強く意識され、円が買われた。月末からの連休を控えた国内輸出企業が円資金を確保しようと手元のドルを売る実需の取引もあったとみられる。
加藤勝信財務相とベセント米財務長官は米ワシントンで日本時間25日午前に会談する方向で調整している。為替が議題となる可能性がある。
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