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財務省が17日発表した2024年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は5兆2217億円の赤字だった。貿易赤字は4年連続。外国為替相場の円安ドル高を追い風に輸出が拡大し、赤字幅は前年度から15・0%縮小した。貿易赤字削減を目指す米国に対する収支は9兆53億円の黒字と、4年ぶりに黒字幅が減少した。
輸出は5・9%増の108兆9346億円となり、比較可能な1979年度以降で最大だった。台湾向けの半導体等製造装置や米国向けの自動車などが伸びた。
輸入は4・7%増の114兆1563億円だった。中国からのスマートフォンなどが増加した一方で、原油や石炭は減少した。
同時に発表された25年3月分の貿易収支によると、対世界では5441億円の黒字を記録した。黒字は2カ月連続。対米国は前年同月比14・3%増の8470億円の黒字だった。
対米輸出は鉄鋼が16・6%減の238億円で、自動車が4・1%増の5018億円だった。
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