市場概況
◆ダウ平均:39669.39 -699.57 -1.73%
◆S&P500:5275.70 -120.93 -2.24%
◆NASDAQ:16307.16 -516.01 -3.07%
16日のNY株式相場は大幅続落。エヌビディアが大幅安となりハイテク株の下落を主導したほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が関税による経済の影響に懸念を示したことも相場の重しとなった。エヌビディアは、米政府が性能を落としたAI用グラフィックプロセッサー「H20」の中国向け輸出を禁止したことに関連して55億ドルの費用を計上すると発表したことが嫌気され、6.87%安となった。ほか、アドバンスト・マイクロ・デバイセズも7.35%下落。メガキャップはアップル、マイクロソフト、テスラ、メタも3-4%下落した。
ダウ平均は下落してスタート後、小幅にプラス圏まで上昇したが、パウエルFRB議長発言を受けて974ドル安まで下落し、699.57ドル安(-1.73%)で終了。S&P500は一時3.26%安まで下落し、2.24%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は4.50%安まで下落後、3.07%安で終了した。&P500の11セクターはエネルギー(+0.80%)を除く10セクターが下落。ITが3.94%安となったほか、一般消費財、コミュニケーションが2%超下落し、金融、資本財、生活必需品、ヘルスケアも1%超下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の30.12ポイントから32.64ポイントに上昇した。
パウエルFRB議長が、トランプ関税は短期的にインフレを押し上げる可能性があり、「目標からさらに遠ざかる可能性が高い」と述べたことで早期利下げ期待が後退した。米10年債利回りは前日の4.323%から4.280%に低下したが、CMEのフェドウォッチ・ツールの6月利下げ確率は前日の72%から68%に低下した。経済指標では3月小売売上高が前月比1.4%と前月の+0.2%から上昇し、予想の+1.3%を上回る伸びとなった。
(小針)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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◆S&P500:5275.70 -120.93 -2.24%
◆NASDAQ:16307.16 -516.01 -3.07%
16日のNY株式相場は大幅続落。エヌビディアが大幅安となりハイテク株の下落を主導したほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が関税による経済の影響に懸念を示したことも相場の重しとなった。エヌビディアは、米政府が性能を落としたAI用グラフィックプロセッサー「H20」の中国向け輸出を禁止したことに関連して55億ドルの費用を計上すると発表したことが嫌気され、6.87%安となった。ほか、アドバンスト・マイクロ・デバイセズも7.35%下落。メガキャップはアップル、マイクロソフト、テスラ、メタも3-4%下落した。
ダウ平均は下落してスタート後、小幅にプラス圏まで上昇したが、パウエルFRB議長発言を受けて974ドル安まで下落し、699.57ドル安(-1.73%)で終了。S&P500は一時3.26%安まで下落し、2.24%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は4.50%安まで下落後、3.07%安で終了した。&P500の11セクターはエネルギー(+0.80%)を除く10セクターが下落。ITが3.94%安となったほか、一般消費財、コミュニケーションが2%超下落し、金融、資本財、生活必需品、ヘルスケアも1%超下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の30.12ポイントから32.64ポイントに上昇した。
パウエルFRB議長が、トランプ関税は短期的にインフレを押し上げる可能性があり、「目標からさらに遠ざかる可能性が高い」と述べたことで早期利下げ期待が後退した。米10年債利回りは前日の4.323%から4.280%に低下したが、CMEのフェドウォッチ・ツールの6月利下げ確率は前日の72%から68%に低下した。経済指標では3月小売売上高が前月比1.4%と前月の+0.2%から上昇し、予想の+1.3%を上回る伸びとなった。
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