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トランプ米政権による関税政策を巡り、近年和食ブームなどで輸出拡大が進む日本酒にも影響が懸念されている。日本酒「八海山」で知られる八海醸造(新潟県南魚沼市)の担当者は、価格の上昇を不安視する一方「品質の高さをいかにアピールできるかが大切」と強調する。
同社にとって米国は、1995年に輸出を開始して以来主要な輸出先で「長期的な海外戦略の重要な柱」という。近年は新型コロナウイルス禍での落ち込みから回復し、売り上げを伸ばしていた。今年3月には大谷翔平選手らが所属する米大リーグドジャースと2年間のパートナーシップ契約を締結したばかりだ。ドジャースタジアム内で同社の日本酒が販売されるほか、イベントを予定している。
日本酒造組合中央会によると、2024年の米国への日本酒輸出額は114億円で、14年の41億円に比べて約2・8倍伸びた。背景には世界的に日本食レストランの数が増えていることや、13年に、和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことなどがある。
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