海外マーケットトピック−ベッセント氏、円安是正介入や日銀利上げ支持示唆

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<市場動向>
・米国株式市場−ダウとナスダックは大幅反落
・米債券市場−10年物国債利回り、4.42%に上昇
・NY原油先物−5月限の終値は前営業日比2.28ドル安の1バレル=60.07ドル
・NY金先物−6月限の終値は前営業日比98.1ドル高の1トロイオンス=3177.5ドル
・CME225先物−大阪取引所の日中比で大幅下落、33400円で引け
・VIX指数−40.72に上昇 米中貿易戦争激化への警戒強く

<海外経済指標>
・3月米消費者物価指数(CPI、前年比)+2.4%、予想 +2.6%
・3月米消費者物価指数(CPI、前月比)-0.1%、予想 +0.1%
・3月米CPIエネルギーと食品を除くコア指数(前月比) +0.1%、予想 +0.3%
・3月米CPIエネルギーと食品を除くコア指数(前年比) +2.8%、予想 +3.0%
・前週分の新規失業保険申請件数 22.3万件、予想 22.3万件
・前週分の失業保険継続受給者数 185.0万人、予想 188.2万人

<海外の要人発言>※時間は日本時間 
・10日16:29 中国外務省
 ※米国関税について
「中国は米国と争いたくはないが、向かってくるならば恐れない」
「米国の主張は支持を得られず、失敗に終わるだろう」
「中国国民の正当な権利と利益が奪われるのを黙って見過ごさない」
・10日19:35 ブロックRBA(豪準備銀行、RBA)総裁
「為替レートと米国の貿易相手国の反応を注視する」
「関税の予測不可能性は需要と供給への影響を評価するために、忍耐を要することを意味する」
「金利の道筋に関して決断するのは時期尚早」
・10日22:17 ブリーデン英中銀(BOE)副総裁
「国債取引や市場ベースの金融におけるヘッジファンドの役割を注意深く監視」
「国債利回りは変動が激しい」
「債券市場は機能し続けている」
「リスク資産価格のさらなる急激な調整リスクは依然として高いと判断」
「英国の銀行システムは、状況が大幅に悪化したとしても、依然として経済を支える能力がある」
・10日22:50 ローガン米ダラス連銀総裁
「関税に関連する価格上昇がインフレの持続を促さないようにすることが重要」
「より高いインフレ期待が定着すれば、物価安定への道は長くなり、経済の傷跡は深くなる」
「今のところ、FRBの政策スタンスは適切」
「予想以上に高い関税は失業とインフレの両方を上昇させる可能性が非常に高い」
「持続的なインフレの急上昇は、インフレ期待の上昇につながる可能性がある」
「インフレの持続性は、企業がコスト増加をどれだけ早く転嫁するか、そして長期的なインフレ期待がしっかりと維持されるかどうかにかかっている」
・10日23:08 シュミッド米カンザスシティー連銀総裁
「関税は経済の不確実性を高めている」
「インフレに引き続き注力する意向。ただ、関税がインフレに一時的な影響しか及ぼさないとの見方には疑問」
「関税インフレは一時的なものだとは考えにくい」
「雇用と成長の見通しに対する下振れリスクが高まっている」
・11日00:07 ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事
「CPIレポートによると、インフレ率は低下した」
「政策の進展が経済にどのような影響を与えるか注視」
「関税が経済や産業にどのような影響を与えるかは不明」
・11日01:15 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「FRBのスケジュールは市場のスケジュールではない」
「目標は結論を急ぐことではなく、一貫性を見出すこと」
「経済に関する確かなデータは非常に良好」
11日03:53
「FRBの政策変更のハードルは今やかなり高くなっている」
「FRBはあらゆる選択肢を検討すべき」
「現在の関税は短期的にはインフレを押し上げ、成長を阻害するだろう」

<一般ニュース>
・米債下落による金融不安の脅威、関税一時停止の決定に影響−前財務長官=ロイター
・米、対中追加関税は計145% フェンタニル対策で発動済み分合わせ=ロイター
・米アマゾンCEO、株主書簡でAI積極投資を表明=ロイター
・USスチールと日鉄、トランプ政権と緊密に連携 「投資確保へ」=ロイター
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