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液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)が昨年売却した東浦工場(愛知県東浦町)から、従業員100人超がトヨタ自動車グループの豊田自動織機などに転籍していたことが9日、関係者への取材で分かった。JDIは「当社の他事業所への配置転換を予定している」としていたが、経営不振が続く中、さらなる固定費削減に踏み込んだとみられる。
JDIは23年3月に東浦工場の生産を終了し、24年4月にソニーグループの半導体生産事業会社「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング」(熊本県菊陽町)への売却を完了した。
関係者によると、工場には22年4月時点で約260人の従業員がいたが、生産終了後、一部は電子部品メーカーのイビデンなどに転籍。豊田自動織機には数十人が今月までに移った。転籍者は計100人超になるという。稼働を続けるJDIの石川工場(石川県川北町)へ配置転換になった従業員もいる。
JDIは25年3月期の純損益で11年連続の赤字となる見通しで、白山工場(石川県白山市)は20年にシャープなどに売却した。
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