東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

市場概況
 9日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では145.52円と15時時点(145.11円)と比べて41銭程度のドル高水準だった。欧州勢がドル売りで参入すると16時前に144.71円付近まで下落する場面があったが、本日安値の144.58円手前で売りは一服。時間外のダウ先物がプラス圏に浮上したことなども支えに145.70円台まで買い戻しが入った。
 なお、三村財務官は日銀・財務省・金融庁の3者会合後に「(相互関税について)一連の措置は極めて遺憾」「市場動向を高い緊張感を持って注視する」「為替について、投機的な動き含め憂慮してみている」などの見解を示した。

 ユーロドルは伸び悩み。17時時点では1.1014ドルと15時時点(1.1062ドル)と比べて0.0048ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢の参入後に1.1089ドルまで上値を伸ばしたが、その後は1.0990ドル台まで失速。時間外の米10年債利回りは4.33%台まで上昇幅を縮小したものの、米金利動向と連動した動きにはなっていない。

 ユーロ円は17時時点では160.28円と15時時点(160.52円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。15時30分過ぎに160.89円まで本日高値を更新したが、その後はドル絡みの動きが中心となったこともあり、160円台半ばを挟んだ水準でのもみ合いに転じた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.58円 - 146.36円
ユーロドル:1.0951ドル - 1.1089ドル
ユーロ円:159.64円 - 160.89円

(岩間)


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