市場概況
3日ぶり反発、内需株に買い 政府系ファンドのETF買い増しが支え
8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比1.58%高の3145.55ポイントだった。深セン成分指数は0.64%高の9424.68ポイントと3営業日ぶりに反発した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆6256億4300万元だった。
上海総合指数は序盤に安くなる場面があったものの、その後は主に内需関連銘柄の買い直しに支えられて堅調に推移。終盤に上げ幅を広げ、結局この日の高値で引けた。「国家隊」と呼ばれる中国政府系ファンドなどが7日から8日朝方にかけて、中国株式の上場投資信託(ETF)や技術イノベーション関連株の買い増しを発表し、投資家心理が改善したもよう。セクター別では、造船が全面高のほか農林水産業、小売り、食品・飲料、化学肥料が買われた。半面、トランプ米政権の関税政策への警戒感が根強いなか、電機やコンシューマーエレクトロニクス、自動車部品、繊維・アパレルが売られた。
A株市場では、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933)、鉄道車両メーカーの中国中車(601766)がストップ高を付けた。豚肉大手の新希望六和(000876)と牧原食品(002714)、デパート運営の王府井集団(600859)、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、不動産開発の保利発展控股集団(600048)も高い。インフラ建設大手の中国交通建設(601800)、中国鉄建(601186)、中国中鉄(601390)はそろって反発した。一方、台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)、自動車部品メーカーの安徽中鼎密封件(000887)、音響機器・電子部品メーカーの歌爾(002241)がストップ安。電子機器受託製造サービス(EMS)大手の立訊精密工業(002475)、自動車部品大手の寧波均勝電子(600699)は大幅に続落した。
上海B株指数は1.11%高の249.68ポイントと反発。深センB株指数は1.65%高の1145.04ポイントと4営業日ぶりに反発した。
(山下)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比1.58%高の3145.55ポイントだった。深セン成分指数は0.64%高の9424.68ポイントと3営業日ぶりに反発した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆6256億4300万元だった。
上海総合指数は序盤に安くなる場面があったものの、その後は主に内需関連銘柄の買い直しに支えられて堅調に推移。終盤に上げ幅を広げ、結局この日の高値で引けた。「国家隊」と呼ばれる中国政府系ファンドなどが7日から8日朝方にかけて、中国株式の上場投資信託(ETF)や技術イノベーション関連株の買い増しを発表し、投資家心理が改善したもよう。セクター別では、造船が全面高のほか農林水産業、小売り、食品・飲料、化学肥料が買われた。半面、トランプ米政権の関税政策への警戒感が根強いなか、電機やコンシューマーエレクトロニクス、自動車部品、繊維・アパレルが売られた。
A株市場では、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933)、鉄道車両メーカーの中国中車(601766)がストップ高を付けた。豚肉大手の新希望六和(000876)と牧原食品(002714)、デパート運営の王府井集団(600859)、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、不動産開発の保利発展控股集団(600048)も高い。インフラ建設大手の中国交通建設(601800)、中国鉄建(601186)、中国中鉄(601390)はそろって反発した。一方、台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)、自動車部品メーカーの安徽中鼎密封件(000887)、音響機器・電子部品メーカーの歌爾(002241)がストップ安。電子機器受託製造サービス(EMS)大手の立訊精密工業(002475)、自動車部品大手の寧波均勝電子(600699)は大幅に続落した。
上海B株指数は1.11%高の249.68ポイントと反発。深センB株指数は1.65%高の1145.04ポイントと4営業日ぶりに反発した。
(山下)
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