東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、神経質な動き

市場概況
 7日午後の東京外国為替市場でユーロ円は神経質な動きが続いた。17時時点では160.39円と15時時点(160.51円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。欧州株先物に下落圧力が強まると、16時前には159.75円までユーロ安円高に傾いた。現物の欧州株は大幅安で始まったものの、一時10%超安まで売られた独DAXが6%前後まで低下幅を縮小。株の持ち直しを眺めてユーロ円も160.50円台まで切り返した。ただ一巡後はユーロドルの伸び悩みにつれて、160円前半で上値を切り下げる場面があった。

 ドル円は底堅い。17時時点では145.79円と15時時点(145.71円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。世界株安の流れが強まるなかリスク回避の円買いが再び意識されて、16時過ぎには145.08円までドル安円高に振れた。もっとも大台手前で下げ止まると、米長期金利の低下幅縮小を眺めながら今度はドル買い戻しが優勢に。流動性が薄いため値も飛びやすく、145.80円台まで水準を切り上げた。

 ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.1001ドルと15時時点(1.1015ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢がユーロ買いドル売りで参入すると、1.1050ドルまで日通し高値を更新。しかしながらその後、低下幅を拡大した独長期金利が重しとなり、1.10ドル割れまでユーロ売り戻しが進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.82円 - 147.12円
ユーロドル:1.0882ドル - 1.1050ドル
ユーロ円:158.30円 - 161.13円


(小針)


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