東証全面安、一時1600円超安

ニュース

 3日午前の東京株式市場は全面安の展開となり、日経平均株価(225種)は急落した。前日終値からの下げ幅は一時1600円を超え、節目の3万5000円を割り込んだ。取引時間中としては昨年8月以来、約8カ月ぶりの安値水準。トランプ米大統領が2日発表した相互関税により、世界的に景気が減速するとの警戒感が強まった。東京外国為替市場では円高ドル安が進行した。

 午前終値は前日終値比1052円18銭安の3万4673円69銭。東証株価指数(TOPIX)は87・58ポイント安の2562・71。

 米政権は日本に24%の相互関税を課す方針を2日に示し、輸入車への25%の追加関税を3日に発動する。自動車や半導体関連など幅広い業種で日本企業の収益を下押しするとの懸念が広がった。関税政策が米国で物価高を招いて経済に打撃を与え、日本からの輸出が減る可能性も不安視されている。

 米国と各国との交渉で関税措置が緩和されるとの見方がある一方、報復関税も予想されるなど今後の展開が不透明のため、投資家がリスク回避の姿勢を強めた。


共同通信社提供



 
  共同通信社   

Provided by
共同通信社

東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 東証全面安、一時1600円超安