NY株式サマリー(1日)=ダウ11ドル安と小幅反落 ナスダック総合は5日ぶりに反発

市場概況
◆ダウ平均:41989.96 -11.80 -0.03%
◆S&P500:5633.07 +21.22 +0.38%
◆NASDAQ:17449.89 +150.60 +0.87%

 1日のNY株式相場は高安まちまち。翌日のトランプ関税の発表を控えてボラティリティの高い動きが続いた。3月ISM製造業PMIや2月JOLTS求人件数などの経済指標が予想を下回ったことも関税による景気後退懸念を強めた。ただ、テスラ(+3.59%)やナイキ(+2.02%)など第1四半期に大きく下落した銘柄には買い戻しの動きも強まった。ダウ平均は朝方に481ドル安まで下落後、138ドル高まで上昇したが、11.80ドル安(-0.03%)とわずかに反落して終了。S&P500も0.95%安まで下落したが、0.69%高まで上昇し、0.38%高と2日続伸して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.87%安まで下落後、1.20%高まで上昇し、0.87%高と5営業日ぶりに反発して終了した。S&P500の11セクターは一般消費財の1.13%高を筆頭に、コミュニケーション、IT、資本財、エネルギーなど9セクターが上昇した一方、ヘルスケアが1.75%安となり、金融も小幅に下落した。

 経済指標は、3月ISM製造業PMIが前月分の50.3から49.0に悪化した。予想の49.5も下回り、好不況の分かれ目の50を下回った。2月JOLTS求人件数も756.8万件と、予想の761.6万件を下回る弱い結果となった。弱い経済指標を受けて米10年債利回りは前日の4.245%から4.168%に低下。一時、4.133%と3月4日以来の水準まで低下した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の22.28ポイントから21.77ポイントに低下した。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(1日)=ダウ11ドル安と小幅反落 ナスダック総合は5日ぶりに反発