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日産自動車は商品企画責任者のイバン・エスピノーサ氏(46)が1日付で社長に就任し、新体制が発足する。社長交代は約5年ぶりで、業績悪化に苦しんだ内田誠氏(58)からバトンを引き継ぎ経営再建を急ぐ。経営統合協議が破談したホンダとの再協議も排除しない考えで、提携戦略の手腕が問われる。トランプ米政権が輸入自動車に課す追加関税への対応も迫られ、難路が続く。
日産は米国と中国市場で販売が振るわず、2025年3月期の連結純損益は800億円の赤字に転落する見通しだ。米国でのハイブリッド車(HV)不在など、商品戦略のミスが響いている。
エスピノーサ氏は3月25日にインタビューで、ソフトウエア開発などに巨額の投資が必要となることを踏まえ「パートナーが必要だ」と強調。「ホンダであれ他社であれ、企業価値を向上させるのであれば議論の用意がある」と述べた。
商品力強化に向け開発期間を55カ月から37カ月に短縮し、新型車の投入を加速する。執行役員制度を廃止して幹部のポジションを約2割減らし、意思決定も迅速化する。
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