NY株式サマリー(27日)=ダウ、155ドル安と2日続落 自動車に対する25%関税を嫌気

市場概況
◆ダウ平均:42299.70 -155.09 -0.37%
◆S&P500:5693.31 -18.89 -0.33%
◆NASDAQ:17899.02 -372.84 -2.04%

 27日のNY株式相場は続落。トランプ米大統領が前日引け後に、全ての国から米国に輸入される自動車に25%の関税を課すとし、4月2日に発効すると発表したことで、景気悪化懸念や物価上昇懸念、貿易摩擦激化懸念が強まった。メキシコやカナダなど国外に生産拠点を持つゼネラル・モーターズとフォードはそれぞれ7.36%安、3.88%安と大幅に下落した。ただ、トランプ米大統領が中国バイトダンスが持つティックトック株の米国企業への売却問題の解決のために中国に対する関税を引き下げることも検討できるとしたことで過度な懸念が和らぐ場面もあった。

 ダウ平均は69ドル高まで上昇する場面もあったが、155.09ドル安(-0.37%)で終了。S&P500とナスダック総合も一時プラス圏で推移したが、それぞれ0.33%安、0.53%安で終了。主要3指数がそろって2日続落した。

 S&P500の11セクターは生活必需品、ヘルスケアなど3セクターが上昇し、エネルギー、コミュニケーション、IT、資本財、不動産など8セクターが下落した。ダウ平均採用銘柄はベライゾン、ビザ、プロクター・アンド・ギャンブル、アップル、コカ・コーラが1%超上昇した一方、3M、ゴールドマン・サックス、エヌビディアが2%超下落し、IBM、アメリカン・エキスプレス、JPモルガン・チェース、セールスフォースも1%超下落した。センチメントは引き続き悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.33ポイントから18.69ポイントに上昇した。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(27日)=ダウ、155ドル安と2日続落 自動車に対する25%関税を嫌気