中国株サマリー(27日)

市場概況
3日ぶり反発、半導体・医薬品関連に売り

 27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。終値は前日比0.15%高の3373.75ポイントだった。深セン成分指数は0.23%高の10668.10ポイントと3日ぶりに反発した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1906億8900万元だった。

 上海総合指数は安く始まり、前場に上げに転じた。トランプ米政権の対中政策への警戒感から売りが先行したものの、半導体製造・材料や医薬品など中国の政策支援が期待できる分野の銘柄が買われて相場を支えた。ただ、上値を買い上がる動きは限られた。セクター別では保険が全面高のほか、電子化学品やバイオ製品、化学製薬、化学原料が大きく買われた。半面、電機、風力・太陽光発電設備、電力、非鉄金属が下落した。

 A株市場では医薬品株の上昇が目立ち、華東医薬(000963)がストップ高を付けたほか、江蘇恒瑞医薬(600276)、上海復星医薬(600196)が高い。新エネルギー車大手のBYD(002594)、自動車部品の寧波均勝電子(600699)、調味料メーカーの仏山市海天調味食品(603288)、白酒大手の瀘州老窖(000568)も買われた。一方、石炭化学の寧夏宝豊能源集団(600989)がストップ安。シリコンウエハーメーカーのTCL中環新能源科技(002129)、環境マネジメントの東江環保(002672)、大手旅行会社の中青旅控股(600138)、企業向けクラウドの用友網絡科技(600588)、スーパーマーケットの永輝超市(601933)が下落した。

 上海B株指数は1.38%安の271.02ポイントと反落。深センB株指数は0.10%安の1231.37ポイントと3日ぶりに反落した。


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