日産、ホンダと再協議排除せず

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 日産自動車の社長に4月1日付で就くイバン・エスピノーサ氏は今後の提携戦略を巡り、経営統合が頓挫したホンダとの再協議を排除しない方針を表明した。神奈川県厚木市で26日までに報道各社のインタビューに応じ「ホンダであれ他社であれ、企業価値を向上させるのであれば議論の用意がある」と述べた。異業種との協業も検討する考えを示した。

 自動運転など車の知能化が求められる中、エスピノーサ氏は「開発にはパートナーが必要だ」と強調。同業との提携は車載電池への投資や技術向上で効果が見込めると指摘しつつ「自動車メーカーにはない技術を持つ業界にも目を向ける必要がある」とも語った。

 日産は業績が悪化しており、商品企画責任者を務めてきたエスピノーサ氏は「早く(事業を)変革できなかった」と責任の一端を認めた。車の開発期間の短縮や役員削減による意思決定の迅速化を図り、業績を立て直す方針を示した。

 エスピノーサ氏は内田誠社長の後任。内田氏は3月31日付で退任する。


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