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【ハーグ共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の持ち株会社ポルシェSEが26日発表した2024年12月期決算は、純損益が200億1700万ユーロ(約3兆2千億円)の赤字だった。業績が悪化するVWの株価が急落し約199億ユーロの減損損失を計上。純損益は50億7400万ユーロの黒字だった前期から大幅な赤字に転落した。
ポルシェSEは、VWが昨年末に公表した3万5千人以上の人員削減を含む経営再建策を評価した。ペッチュ会長は「(VWなどが)自動車業界の課題に断固として対応する計画をまとめ、価値を大幅に高める可能性が生まれる」と表明した。収益力向上へ投資先の多様化を進める意向も示した。
ポルシェSEの経営権は、一族のポルシェ家とピエヒ家が握り、議決権ベースで過半のVW株を保有する。VWは競争が激化する中国市場での不振や、電気自動車(EV)の販売減速が響き、24年12月期の純利益は前期から3割超減り107億2100万ユーロにとどまった。
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