NY株式サマリー(21日)=ダウ32ドル高 週間ではS&P500、ナスダックが5週ぶりに反発

市場概況
◆ダウ平均: 41985.35 +32.03 +0.08%
◆S&P500: 5667.56 +4.67 +0.08%
◆NASDAQ: 17784.05 +92.42 +0.52%

 21日のNY株式相場は反発。下落してスタートしたが、トランプ米大統領が4月2日に発動する相互関税について柔軟な対応の可能性に言及したことや、ハイテク・ジャイアントを中心に買い戻しが入ったことなどで取引終盤にかけて反発した。株価指数先物、株価指数オプション、個別株オプションが満期を迎えるトリプルウィッチング・デーだったこともボラティリティを高めた。ダウ平均は朝方に519ドル安まで下落したものの、32.03ドル高(+0.08%)と小幅に上昇して終了し、S&P500も1.06%安まで下落後、0.08%高で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.23%安まで下落後、0.52%高で終了し、主要3指数がそろって反発した。週間ではダウ平均が497.16ドル高(+1.20%)と3週ぶりに反発。S&P500は0.51%高、ナスダック総合も0.17%高とともに5週ぶりの反発となった。3月月初来ではダウ平均が4.23%安、S&P500が4.82%安、ナスダック総合が5.64%安となり、年初来でも3指数がそろってマイナス圏となった。

 S&P500の11セクターはコミュニケーション、一般消費財、ITの3セクターが上昇し、不動産、素材、公益、エネルギー、資本財など8セクターが下落。ダウ平均採用銘柄は米軍向け次世代戦闘機を受注したボーイングが3%超上昇したほか、アップル、マイクロソフト、JPモルガン・チェースなども1%超上昇。一方、弱い業績見通しが嫌気されたナイキが5%超下落し、メルク、コカ・コーラ、ホーム・デポなども1%超下落した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の19.80ポイントから19.28ポイントに低下し、週間では2.49ポイント低下した。


(羽土)


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