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日銀が12日発表した2月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は125・3となり、前年同月比4・0%上昇した。伸び率は1月の4・2%から0・2ポイント縮小した。電気・都市ガス代の政府補助金再開が影響した。一方、コメ価格の高騰が続く農林水産物は指数を押し上げている。
電力・都市ガス・水道は補助金の影響で1月から3・8%下がった。ただ、前年同月比では再生可能エネルギー普及に向けて電気料金に上乗せする賦課金の引き上げを受け、5・7%上昇した。
需給逼迫などで価格が高騰するコメを含む農林水産物は前年同月比39・4%の上昇だった。高病原性鳥インフルエンザの感染拡大に伴う鶏卵価格の高騰も影響した。原材料のコスト増で飲食料品も2・6%上昇した。
企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格水準を示す。家庭が購入するモノやサービスの価格動向を表す消費者物価指数の先行指標とされる。
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