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【ワシントン共同】ホワイトハウスのレビット報道官は11日の記者会見で、貿易相手国と同等の関税を課す「相互主義」を唱えるトランプ米大統領の主張に言及する中、「日本がコメに700%の関税を課している」と語った。日本は輸入するコメに一定の無関税枠を設けた上で、それ以外には1キログラム当たり341円の関税を課している。
理論上、輸入米の価格が安ければ700%相当の関税率にもなり得る。ただ、実際に米国から輸入する主食用米の価格水準からすると、700%よりも低い関税率となるもようだ。
日本の農林水産省は2005年、世界貿易機関(WTO)交渉に当たり、この関税額を国際相場などを参考に関税率に換算し、「778%」だとしていた。この数字がレビット氏の念頭にあった可能性がある。
レビット氏は、カナダは米国から輸入するチーズやバターに約300%、インドはアルコールに150%の関税を課しているとも批判。トランプ氏は相互主義を信じているとし「ようやく米国の企業と労働者の利益を本当に考える大統領が現れた」と話した。
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