昨日(2025年3月5日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高の展開。
米国でADP雇用統計が発表され、市場予想より弱い結果でした。
発表後のドル円は円高が進んでいます。
その後、ISM非製造業景況指数が発表され、こちらは市場予想比で強い数字が示されました。
ドル円は円安で反応したものの限定的で、その後は徐々に値動きが小さくなりました。
最終的に、4日終値に比べて円高で取引を終えています。
なお、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表され、1月中旬以降の米経済活動は全体的にわずかに上向いた旨が報じられています。
また、ラトニック米商務長官が発言し、2026年に米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を再交渉する旨が伝えられました。
本日(2025年3月6日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年3月6日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、146円台半ばから149円台半ばにかけて買い注文を確認できます。
現在値周辺や円高の範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、148円台半ばの買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
その一方、150円付近に、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近に位置しており、これに着目した注文の模様です。
また、151円付近にも、特に厚い売り注文を確認できます。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年3月6日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係の通貨ペアはありませんでした。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロ円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
豪ドル円とも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年3月6日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はスイスフランです。
円はゼロを中心に推移し、この傾向は朝まで継続しました。
ドルは夕刻にマイナスに転じ、その後はマイナス幅を広げ続ける展開でした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年3月6日)の主な経済指標
22:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:45(ユーロ)ラガルドECB総裁、定例会見
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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