【2025年最新】日銀金融政策決定会合とは｜日程・スケジュールや日銀が発表する文書を解説
日銀金融政策決定会合（日銀会合）とは、日本銀行が日本の金融政策を決定する会合です。
本記事では、2025年の日銀会合の日程・スケジュールや、基本的な内容について詳しく解説します。
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目次
- １．日銀金融政策決定会合とは
- ２．【2025年】日銀金融政策決定会合の日程・スケジュール
- ３．金融政策決定会合の後に日銀が発表する5つの文書
- ４．【まとめ】【2025年最新】日銀金融政策決定会合とは｜日程・スケジュールや日銀が発表する文書を解説
日銀金融政策決定会合とは
日銀金融政策決定会合とは、日本銀行が日本の金融政策を決定する会合で、一般的に「日銀会合」と略されます。
日銀会合は年8回（毎回2日間）開催され、金融市場の調節方針や金融政策手段などが議論された後、日銀総裁による記者会見が行われます。
日銀会合の構成員は「総裁、副総裁2名、審議委員6名」の政策委員9名です。
| 総裁 | 植田和男 | 副総裁 | 内田眞一 |
| 副総裁 | 氷見野良三 |
| 審議委員 | 安達誠司 |
| 審議委員 | 中村豊明 |
| 審議委員 | 野口旭 |
| 審議委員 | 中川順子 |
| 審議委員 | 高田創 |
| 審議委員 | 田村直樹 |
また、議決権はありませんが、政府から「財務大臣、経済財政政策担当大臣（場合によっては内閣総理大臣）、もしくはそれぞれが指名した職員」の参加が認められています。
【2025年】日銀金融政策決定会合の日程・スケジュール
2025年の日銀会合のスケジュールは、以下の通りです。
1月23日～24日の会合では、政策金利の誘導目標を0.5%に引き上げることを決定しました。
次回は、3月18日～3月19日を予定しています。
| 日銀会合の日程・スケジュール【2025年】 | 展望レポート |
|---|---|
| 1月23日～1月24日 | 〇 |
| 3月18日～3月19日 | ー |
| 4月30日～5月1日 | 〇 |
| 6月16日～6月17日 | ー |
| 7月30日～7月31日 | 〇 |
| 9月18日～9月19日 | ー |
| 10月29日～10月30日 | 〇 |
| 12月18日～12月19日 | ー |
金融政策決定会合の後に日銀が発表する5つの文書
日銀の金融政策決定会合の後は、5つの文書が日銀のホームページで発表されます。
文書の項目は、以下の通りです。
- ・金融市場調節方針に関する公表文
- ・主な意見
- ・議事要旨
- ・総裁会見
- ・展望レポート
金融市場調節方針に関する公表文
金融市場調節方針に関する公表文には、金融政策決定会合で決まった内容が記されます。
主な議事の内容は、以下の通りです。
- ・金融市場調節の方針の決定や変更
- ・基準割引率・基準貸付利率（預金準備率）の決定や変更
- ・金融政策の手段（オペレーションにかかる手形や債券の種類や条件、担保の種類等）の決定や変更
- ・経済や金融情勢に関する基本的見解等
注意したいのは、発表のタイミングが一定ではなく毎回異なることです。
日銀会合の終了時刻が遅い場合は「長時間議論の末に政策変更の可能性が高い」という連想から、マーケットが先取りする動きを見せることもあります。
主な意見
「主な意見」は、参加した各委員の発言内容が網羅されています。
原則として、会合の約10日～14日後の8時50分に、主に以下3つの内容が箇条書きで発表されます。
- １．金融経済情勢に関する意見
- ２．金融政策運営に関する意見
- ３．政府の意見
ただし、各委員がどのような発言をしたのかはわからないようになっています。
議事要旨
記事要旨は、会合の約2か月後に発表され、会合の内容が非常に詳しく書き記されています。
初めに日銀執行部による経済情勢・金融市場の動向の報告、その後、各委員の意見と検討の概要などが書かれています。
発表は約2か月後となるので、この内容はあくまで参考程度として見られます。
総裁会見
会合後には、日銀総裁による記者会見が行われます。
公表文の不明点について、マスコミ各社の記者と質疑応答があります。
ネット上に総裁の発言を文字起こしするサイトや、様々な動画メディアでの中継もあり、参考にすることができます。
展望レポート
日銀は約3か月に一度、「展望レポート（経済・物価情勢の展望）」を発表し、その中で経済見通しを詳細に提示しています。
この文書には、経済の現状や見通しやリスクなど、具体的な予測値が記載されています。
【まとめ】【2025年最新】日銀金融政策決定会合とは｜日程・スケジュールや日銀が発表する文書を解説
日銀金融政策決定会合（日銀会合）とは、日本銀行が日本の金融政策を決定する会合です。
会合は、年8回（毎回2日間）開催されます。
構成員は「総裁、副総裁2名、審議委員6名」の政策委員9名です。
主な議事の内容は、「金融市場調節の方針の決定や変更」「金融政策の手段の決定や変更」「経済や金融情勢に関する基本的見解等」などです。
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