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総務省が21日発表した1月の全国消費者物価指数で、コメ類が前年同月比70・9%急騰し、4カ月連続で過去最大の伸び率を更新した。生鮮食品は2004年以来、約20年ぶりの高水準となり、キャベツは約3倍だ。生鮮食品を除く全体の指数(20年=100)も109・8と3・2%上昇し、23年6月以来1年7カ月ぶりの伸びとなった。家計の負担増は明らかで、歴史的な物価高が日銀の追加利上げの判断に影響する可能性もある。
コメ類は昨夏からの品不足や生産コスト増を背景に、比較可能な1971年1月以降の過去最高を昨年10月から更新している。コメ類の高騰に伴い、おにぎりが9・2%上がった。政府は今月、価格抑制を狙い備蓄米放出の手続きに着手した。
価格変動の大きい生鮮食品を含む総合指数は4・0%の上昇で、4%台は2年ぶり。生鮮食品の伸び率は24年12月の17・3%から21・9%に拡大した。天候不順が収穫に影響し、生鮮野菜は前年同月比36・0%上昇した。ハクサイは約2倍、トマトも43・1%と急騰。ミカンは37・0%上がった。
共同通信社提供
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