香港株サマリー(20日)

市場概況
続落、1週間ぶり安値 ネット株に売り

 20日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比1.60%安の22576.98ポイントだった。中国企業指数は1.66%安の8322.56ポイント。メインボードの売買代金は概算で2839億4000万HKドル。

 ハンセン指数は序盤に下げ幅を広げ、下落率が2.2%を超える場面があった。中盤以降はやや値を戻して推移したものの、終値は13日以来1週間ぶりの安値となった。前日に続いてネット株の利益確定売りが相場の重荷となった。ハンセン指数構成銘柄のアリババ集団(09988)やネットイース(09999)が決算をきょう発表するとあって、結果を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えたもよう。セクター別では情報技術、一般消費材、必需消費財、不動産・建設が高い。半面、医療・ヘルスケアが軟調だった。

 ハンセン指数構成銘柄では、中国ネット通販大手のアリババ集団と生活アプリ運営の美団(03690)、検索サービスの百度(09888)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)がそろって下落した。ショート動画プラットフォームの快手科技(01024)、ビール大手のバドワイザーAPAC(01876)は大幅に反落。前引け後に2024年10−12月決算を発表したレノボグループ(00992)は後場に入って下げに転じた。一方、前日安かったハンセン銀行(00011)は大きく買い直された。中国新エネルギー車大手のBYD(01211)、新薬受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)も大幅高だった。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.04%安の5500.02ポイントと3日ぶりに反落。構成30銘柄のうち医薬品販売の阿里健康(00241)と京東健康(06618)を除く28銘柄が下落した。企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)、生成人工知能(AI)サービスのセンスタイム(00020)、オンライン読書サービスの閲文集団(00772)、動画プラットフォームのビリビリ(09626)が安い。


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