NYマーケットダイジェスト・19日 株高・金利低下・円高

スポット
(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=151.47円(前営業日比▲0.59円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.88円(▲0.96円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0423ドル(▲0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:44627.59ドル(△71.25ドル)
ナスダック総合株価指数:20056.25(△14.99)
10年物米国債利回り:4.53%(▲0.02%)
WTI原油先物3月限:1バレル=72.25ドル(△0.40ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2936.1ドル(▲12.9ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比)   ▲6.6%      2.3%
1月米住宅着工件数
       136.6万件    151.5万件・改
建設許可件数
       148.3万件     148.2万件

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反落。日銀の早期追加利上げ観測が改めて台頭する中、全般円買いが先行。ダウ平均が一時240ドル超下落し、ナイト・セッションの日経平均先物が420円下げたことも相場の重しとなり、一時151.25円と日通し安値を更新した。
 ただ、前日の安値151.24円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。対ユーロなどでドル高が進んだ影響も受けて、151.83円付近まで下げ幅を縮める場面があった。
 もっとも、米連邦準備理事会(FRB)が公表した1月28日−29日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「債務上限問題解決までバランスシート縮小の一時停止や減速が必要になる公算」との見解が示されると、米長期金利が低下。ドル円にも売りが出て151.39円付近まで押し戻された。

・ユーロドルは3日続落。しばらくは狭いレンジでのもみ合いが続いていたが、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてユーロ売り・ドル買いが強まると弱含む展開に。ウクライナ情勢を巡る不透明感がくすぶる中、欧州時間に付けた1.0419ドルを下抜けると一時1.0401ドルまで値を下げた。ただ、FOMC議事要旨公表後に米長期金利が低下すると、1.0433ドル付近まで下げ渋った。
 なお、トランプ米大統領は自身のSNSに「ウクライナ戦争終結へ向けロシアとうまく交渉」と投稿した一方、ウクライナのゼレンスキー大統領については「選挙をしない独裁者、迅速に行動しないと国がなくなる」と指摘した。市場では「トランプ氏とゼレンスキー氏の関係は間違った方向に向かっている」との声が聞かれた。

・ユーロ円は下落。日銀の早期追加利上げ観測が根強い中、全般円買いが進んだ流れに沿った。ウクライナ情勢を巡る不透明感からユーロ売りも出やすく、1時30分前に一時157.72円と本日安値を付けた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感が相場の重しとなり、一時240ドル超下落した。ただ、ディフェンシブ株の一角に買いが集まると、指数は上げに転じた。1月28日−29日分のFOMC議事要旨で「債務上限問題解決までバランスシート縮小の一時停止や減速が必要になる公算」との見解が示されたことも株買いを誘ったもよう。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅ながら5日続伸した。

・米国債券相場で長期ゾーンは反発。1月28日−29日分のFOMC議事要旨で「債務上限問題解決までバランスシート縮小の一時停止や減速が必要になる公算」との見解が示されると買いがやや優勢となった。

・原油先物相場は続伸。18日にロシアとカザフスタンをつなぐパイプラインがドローンによる攻撃を受けたことで、引き続き供給不安を背景とした買いが優勢となった。

・金先物相場は反落。地政学的リスクがくすぶる中で買いが先行するも一時的となり、その後は利益確定の売りに押されて反落した。

(中村)


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