香港株サマリー(19日)

市場概況
反落、利益確定売りが重し 中国蒙牛乳業は10%超上昇

 19日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.14%安の22944.24ポイントだった。中国企業指数は0.15%安の8463.10ポイント。メインボードの売買代金は概算で2625億6000万HKドル。

 ハンセン指数は序盤に下げ幅を縮小したものの、勢いは続かず、中盤以降は22900ポイント付近でもみ合った。前日の米株高やきょうの本土市場の上昇が好感されたが、指数は前日に終値ベースで昨年10月7日以来、4カ月超ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが広がり、相場の重しとなった。一方、決算や業績見通しなどを材料に個別物色の動きが活発だった。

 ハンセン指数構成銘柄では、美団(03690)やアリババ集団(09988)が売られて指数を押し下げたほか、前引け後に決算を発表したハンセン銀行(00011)が4%近く下げた。中国神華能源(01088)や海爾智家(06690)の下落も目立った。半面、減損処理で2024年12月本決算が大幅減益となる見通しを発表した中国蒙牛乳業(02319)が10%超上昇した。SMIC(00981)や舜宇光学科技(02382)も高かった。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.59%高の5672.24ポイント。華虹半導体(01347)が23%上昇したほか、小鵬汽車(09868)は4%超上昇した。半面、美団のほか、衆安在線財産保険(06060)やキングソフト(03888)が下落率上位だった。


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