紅こうじ再調査を否決

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 小林製薬は19日、大株主の香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント」が提案した紅こうじサプリメントによる健康被害問題の再調査と新たな社外取締役3人の選任を諮る臨時株主総会を大阪市で開いた。会社側は提案に反対しファンドと対立する形となり、いずれの議案も否決して終了した。

 オアシス側は総会の質疑応答で、再調査に反対する小林製薬に対し「消費者の安全が最優先ではないのか」と問いただした。小林製薬は厚生労働省や大阪府・市とも調査をしているとして「安全性を最優先にしている」と反論した。

 総会の冒頭で山根聡社長は「紅こうじ関連製品の一部に想定していなかった成分が入り、多数の皆さまにご迷惑をおかけした」と改めて陳謝。総会前に取材に応じた大阪府高槻市の50代男性は「全ての対応が遅かった」と批判し、オアシスの提案を支持すると話した。

 オアシスが昨年12月25日に国へ提出した書類によると、小林製薬の発行済み株式総数の10・10%を持つ大株主。小林製薬前社長の小林章浩氏は6月末時点で12・46%を保有している。


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