先週金曜日(2025年2月14日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円安が優勢。
朝から緩やかな円安で、この傾向は深夜まで継続しました。
ドル円が円高だったのに対して豪ドル米ドルの上昇が大きく、これを反映したと考えられます。
円安の動きは日付が変わるころに収まり、その後は値動きが徐々に縮小しました。
なお、赤沢経済再生相が発言し、円安は実体経済に様々な影響があるため為替動向を十分注視する旨が報じられています。
これに対して、豪ドル円は大きな反応を示していません。
また、豪州で主要な経済指標は発表されず、要人発言も伝わりませんでした。
本日(2025年2月17日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年2月17日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、92円台前半から97円台前半にかけて、買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
その中でも、97円台前半の買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
その一方、97円台半ばに、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これを意識した注文の可能性があります。
また、97円台前半の売り注文も厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年2月17日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関関係だったのはユーロ円とポンド円です。
その一方、弱い逆相関関係だったのはドル円です。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年2月17日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はドルです。
円はゼロを中心に上下動し、この傾向は取引終了まで継続しました。
豪ドルはプラス幅を緩やかに広げ、日付が変わるころに横ばいに転じました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
17日(月)8:50(日本)10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
17日(月)8:50(日本)10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(年率換算)
18日(火)12:30(豪州)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
19日(水)8:50(日本)12月機械受注(前年同月比)
19日(水)8:50(日本)12月機械受注(前月比)
19日(水)8:50(日本)1月貿易統計(通関ベース、季調前)
19日(水)8:50(日本)1月貿易統計(通関ベース、季調済)
19日(水)9:30(豪州)10-12月期四半期賃金指数(前期比)
19日(水)10:00(ニュージーランド)ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
19日(水)28:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
20日(木)9:30(豪州)1月失業率
20日(木)9:30(豪州)1月新規雇用者数
21日(金)8:30(日本)1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
21日(金)8:30(日本)1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
21日(金)8:30(日本)1月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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