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中部国際空港が2005年に開港してから、17日で20周年を迎える。紆余曲折を経て19年度に過去最高を記録した直後、新型コロナ禍で激減した旅客数は回復途上にある。復活の鍵を握るのは戻りの鈍い国際線だ。他の主要空港から出遅れたインバウンドの取り込みを狙い、中部地域の魅力発信や滑走路の増設に取り組む。
開港の翌年度に1235万人だった旅客数は、新型インフルエンザの流行や東日本大震災の影響で11年度に889万人に落ち込んだ。その後はLCCの就航や増便などで客足を伸ばし、19年度は最多の1260万人が利用。愛知県が19年に開業した空港直結型の国際展示場も後押しとなった。
コロナ禍では一転して国際線の旅客便が一時0となり、20年度は201万人に減少。コロナ収束に伴い最近の国内線旅客数は元の水準に戻りつつあるが、国際線は3割減ほどの不振が続く。多い時は世界の42都市を週486便が結んだコロナ禍前に及ばず、今年2月1日時点は27都市の週341便にとどまる。旅客数が回復している成田、関西両空港とは対照的だ。
共同通信社提供
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