香港株サマリー(13日)

市場概況
 反落、一時22000ポイント回復も勢い続かず 利益確定売りが重し

 13日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.20%安の21814.37ポイントだった。中国企業指数は0.69%安の8002.63ポイント。メインボードの売買代金は概算で3億7944万4000HKドル。

 ハンセン指数は寄り付き後ほどなく心理的節目の22000ポイントに乗せると、中盤までプラス圏で堅調に推移し、上昇率は一時2%を超えた。トランプ米大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談したことを受け、ロシアとウクライナの停戦が実現するとの期待が高まり、買いが広がった。また、人工知能(AI)の開発や応用を手掛けるテック企業への買いも続いた。ただ、指数は約4カ月ぶりの高値水準とあって、次第に利益確定の売りが広がり、終盤に上げ幅を縮小すると、大引け間際にマイナス圏に沈んだ。

 ハンセン指数構成銘柄では、BYDエレクトロニック(00285)が7%超下落したほか、小米集団(01810)やレノボグループ(00992)、SMIC(00981)の下落が目立った。24年12月本決算で純利益が約2.5倍となる見通しを明らかにした舜宇光学科技(02382)も下落した。半面、AI大規模言語モデル「文心一言」を4月1日から全面的に無料化する百度(09888)が5%超上昇。120億米ドルの自社株買い計画が完了したと発表したAIAグループ(01299)も5%超上げた。快手科技(01024)や美団(03690)、アリババ集団(09988)も高かった。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.87%安の5235.28ポイント。BYDエレクトロニックや小米集団、華虹半導体(01347)が下落率上位だった。半面、快手科技やビリビリ(09626)が買われた。そのほかでは、前日急伸した万科企業(02202)が6%超下げた。

(小針)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(13日)