企業物価、1月は4・2%上昇

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 日銀が13日発表した1月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は125・3となり、前年同月比4・2%上昇した。伸び率は24年12月改定値の3・9%から0・3ポイント増え、5カ月連続で拡大した。コメの価格が高騰しており、農林水産物が大幅に伸びたことが指数を押し上げた。

 コメを含む農林水産物は36・2%の上昇だった。コメは需給逼迫に加え、肥料や輸送費、人件費の増加分が転嫁されて高騰しているが、上昇ペースは鈍化しているという。高病原性鳥インフルエンザの感染拡大に伴う鶏卵価格の高騰も影響した。

 電力・都市ガス・水道は再生可能エネルギー普及に向けて電気料金に上乗せする賦課金の引き上げを受け、11・1%上昇した。銅やアルミニウムの市況が上昇した非鉄金属は14・3%上がった一方、木材・木製品は3・4%下がった。

 企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格水準を示す。家庭が購入するモノやサービスの価格動向を表す消費者物価指数の先行指標とされる。


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