先週金曜日（2025年2月7日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円高が優勢。
夜にかけて、ユーロ円は円安が徐々に進行しました。
ドル円が円安傾向で推移しており、この影響を受けた模様です。
夜に円安の動きが止まると円高に転じ、深夜にかけて円が買われる展開でした。
米国が相互関税と呼ばれる政策について発表する予定と報じられており、これが影響した模様です。
未明以降は落ち着きを取り戻し、最終的に円高で取引を終えました。
なお、日本で全世帯家計調査の消費支出が発表され、市場予想より強い結果でした。
これに対して、ユーロ円は特段の反応を示していません。
また、デギンドス欧州中央銀行（ECB）副総裁が発言し、インフレ率は春から2％に向けて収束し始める見込みだと報じられています。
本日（2025年2月10日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年2月10日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、155円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、164円付近にも、特に厚い買い注文があります。
こちらもキリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。
その一方、156円台後半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
また、158円台前半にも、特に厚い売り注文を確認できます。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年2月10日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年2月10日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は夜にかけてマイナス幅を広げ、日付が変わるころにプラスに転じました。
ユーロはゼロ付近で推移し、深夜にマイナス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
10日（月）8:50（日本）12月国際収支・貿易収支
10日（月）23:00（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
11日（火）24:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前月比）
12日（水）24:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
13日（木）16:00（ドイツ）1月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前年同月比）
13日（木）16:00（ドイツ）1月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前月比）
13日（木）16:00（英国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年同期比）
13日（木）16:00（英国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比）
13日（木）16:00（英国）12月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
13日（木）19:00（ユーロ）12月鉱工業生産（前年同月比）
13日（木）19:00（ユーロ）12月鉱工業生産（前月比）
14日（金）19:00（ユーロ）10-12月期四半期域内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比）
14日（金）19:30（ロシア）ロシア中銀政策金利
14日（金）22:30（米国）1月小売売上高（前月比）
14日（金）22:30（米国）1月小売売上高（除自動車）（前月比）
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名：OANDA証券株式会社
所在地：東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会：一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号：第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先：お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
