先週金曜日（2025年2月7日）のドル円動向振り返り
ドル円は最終的にほぼ変わらず。
米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は市場予想より弱かった一方、平均時給と失業率は強い結果でした。
発表後のドル円は大きく上下動しています。
その後、日米首脳会談が開催されるとともに、米国が相互関税について発表する予定である旨が報じられました。
ドル円は円安で反応した後、やや円高方向に戻っています。
相互関税の詳細な内容については、今週中に発表される見通しが伝えられています。
未明以降は値動きが落ち着き、6日終値と同水準で取引を終えました。
なお、日本で景気一致指数・先行指数（CI）が発表され、いずれも市場予想より強い数字でした。
これに対し、ドル円は特段の反応を示していません。
また、トランプ米大統領が発言し、対日貿易赤字を解消したい旨が伝えられています。
本日（2025年2月10日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年2月10日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、155円台半ばの買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、150円付近から152円付近にかけて、買い注文が発注されています。
現在値を含む範囲であり、買い圧力の状況がわかります。
その一方、150円台後半から157円台前半にかけて、売り注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り意欲の強さがわかります。
その中でも、150円台後半の売り注文が厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これを狙った注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年2月10日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
相関関係だったのはポンドドル、弱い相関関係だったのはユーロドルと豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年2月10日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は夜にかけてマイナス幅を広げ、日付が変わるころにプラスに転じました。
ドルはゼロを挟んで上下動し、深夜以降はプラス圏で安定的に取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
10日（月）8:50（日本）12月国際収支・貿易収支
11日（火）24:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前月比）
12日（水）24:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
12日（水）28:00（米国）1月月次財政収支
13日（木）16:00（英国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年同期比）
13日（木）16:00（英国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比）
13日（木）16:00（英国）12月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
13日（木）22:30（米国）1月卸売物価指数（ＰＰＩコア指数、食品・エネルギー除く）（前年同月比）
13日（木）22:30（米国）1月卸売物価指数（ＰＰＩコア指数、食品・エネルギー除く）（前月比）
13日（木）22:30（米国）1月卸売物価指数（ＰＰＩ）（前年同月比）
13日（木）22:30（米国）1月卸売物価指数（ＰＰＩ）（前月比）
13日（木）22:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
13日（木）22:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
14日（金）19:30（ロシア）ロシア中銀政策金利
14日（金）22:30（米国）1月小売売上高（前月比）
14日（金）22:30（米国）1月小売売上高（除自動車）（前月比）
14日（金）23:15（米国）1月鉱工業生産（前月比）
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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