昨日(2025年2月4日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:73.292(+0.409)<+0.56%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは夜間に上昇に転じました。
米国によるカナダとメキシコへの関税開始が1か月間延期され、USOILは下落基調で推移しました。
米国にとって、カナダとメキシコは主要な原油供給元です。
夜に入ると一転して、価格が上昇しました。
報道によると、米国はイランへの経済的圧力を強めて原油輸出を抑え込む模様で、これが影響したと伝えられています。
ドルインデックスが低下傾向だったことも、USOIL価格の上昇要因だった模様です。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ503万バレルの増加でした。
日本時間早朝の発表だったこともあり、USOILは大きな反応を示していません。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年2月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年2月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は下ヒゲが長く実体の短い陽線を形成し、方向感のない取引となりました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
下ヒゲで一時71ドル台まで下落が進み直近安値を更新しましたが、最終的に73ドルを回復して取引を終えました。
目先は、71ドル台からの反発が続くか、反落し再度71ドル台へ向かうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引半ばから下落が進んだものの、後半に若干の反発を見せて取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
1月27日以降73ドル付近が支持帯として機能していましたが、一時的ながら支持帯を割れて下落が進みました。
目先は、再度支持帯を割れて下落が進むか、支持帯回復後の上昇が今後も続くかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年1月31日時点の米国の原油リグ稼働数は479基でした。
前週から7基増加しており、480基台に近づいています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年1月24日時点の原油在庫は前週比で346.3万バレルほど増加し、およそ4億1513万バレルです。
2024年11月後半から減少が続いていましたが、直近は大幅に増加しました。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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