NY株式サマリー(31日)=ダウ337ドル安 トランプ関税が2月1日に発動

市場概況
◆ダウ平均: 44544.66 -337.47 -0.75%
◆S&P500: 6040.53 -30.64 -0.50%
◆NASDAQ: 19627.44 -54.31 -0.28%

 31日のNY株式相場は反落。好決算を発表したアップルの上昇などを追い風に上昇してスタートしたが、トランプ政権のカナダ、メキシコ、中国などに関税が2月1日土曜日からスタートするとの報道を受けて反落した。ダウ平均は朝方に172ドルまで上昇し、取引時間中の史上最高値まで19ドル余りに接近したが、337.47ドル安(-0.75%)と反落して終了。S&P500も0.82%高まで上昇後、0.50%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.46%高まで上昇後、0.28%安で終了した。ダウ平均採用銘柄は来週決算を発表するアマゾン・ドット・コムが1.30%高となったほか、アムジェン、シスコ・システムズ、マイクロソフトも小幅に上昇したが、このほかの26銘柄が下落した。決算が予想を下回ったシェブロンが4.56%安となったほか、エヌビディアが3.67%安、シャーウィン・ウィリアムズが2.02%安となり、ナイキ、ボーイング、3M、IBMなども1%超下落した。

 週間では主要3指数が高安まちまち。ダウ平均が120.41ドル高(+0.27%)と3週続伸した一方、S&P500は1.00%安と3週ぶりに反落。月曜日に3.07%安でスタートしたナスダック総合も1.64%安と3週ぶりに反落して終了した。ただ、1月月間ではダウ平均が4.70%高、S&P500が2.70%高とともに大幅反発となり、ナスダック総合は1.64%高と3カ月続伸となった。

 経済指標は12月個人消費支出(PCE)価格指数が前月比+0.3%、前年比+2.6%となり、それぞれ11月分の+0.1%、+2.4%から上昇したが、ともに市場予想と一致した。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数は前月比+0.2%と11月の+0.1%から上昇したが、予想と一致し、前年比では+2.8%と前月から変わらずとなり、予想と一致した。米10年債利回りは前日の4.512%から4.544%に上昇(価格は下落)。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視するコアPCE価格指数が予想と一致したものの、トランプ関税が2月1日から発動するとホワイトハウス報道官が発言したことで売りが優勢だった。



(羽土)


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