香港株サマリー(17日)

市場概況
4日続伸、中国の10−12月期GDPを好感 上値重い

 17日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続伸。終値は前日比0.31%高の19584.06ポイントだった。中国企業指数は0.14%高の7108.81ポイント。メインボードの売買代金は概算で1222億7000万HKドル。

 ハンセン指数は安く寄り付いたものの、中盤以降はプラス圏でもみ合った。日本時間の午前11時に発表された中国の2024年10−12月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前年同期比5.4%増となり、市場予想の5.0%を上回ったことが好感された。もっとも、トランプ米次期大統領の就任を20日に控え、米中対立の激化への警戒感が上値を抑えた。

 ハンセン指数構成銘柄では、半導体受託製造のSMIC(00981)が9%超高と急伸。アルミメーカーの中国宏橋(01378)、ネット通販大手のJDドットコム(09618)、台湾系食品メーカーの康師傅控股(00322)、医薬品メーカーの中国生物製薬(01177)や、香港不動産関連の恒隆地産(00101)、九龍倉置業地産(01997)、恒基兆業地産(00012)などが買いを集めた。半面、半面、ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)、オンラインゲーム大手のネットイース(09999)、中国国有銀行の中国工商銀行(01398)、中国建設銀行(00939)、招商銀行(03968)などが売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.40%高の4479.19ポイントと4日続伸。SMIC、華虹半導体(01347)、JDドットコム、ASMPT(00522)、金蝶国際ソフト(00268)が上昇率上位。半面、ネットイース、テンセント(00700)、ビリビリ(09626)が下落率上位だった。


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