昨日(2025年1月16日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が優勢。
来週に日銀の金融政策決定会合が開催される予定で、市場では政策金利引き上げ見通しが意識されている模様です。
一部報道も重なり、午前中のドル円は円高が大きく進む場面がありました。
円高一巡後は、やや広い範囲でレンジ相場を形成しています。
深夜にはウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が発言し、3月の利下げ可能性について報じられています。
この発言の後、再び円高の展開です。
未明以降は値動きが落ち着き、15日終値に比べて円高で取引を終えました。
なお、米国で小売売上高が発表され、市場予想よりも弱い結果でした。
発表後のドル円は大きく上下動しています。
本日(2025年1月17日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年1月17日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、154円台前半から159円台後半にかけて買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
その中でも、158円台前半の買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、155円台後半から159円付近にかけて、売り注文を確認できます。
おおむね直近の値動き全体で発注されており、売り意欲の状況がわかります。
しかし、現在値周辺や円高の範囲では、売り注文がやや乏しいです。
積極的に売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年1月17日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、逆相関関係だったのはユーロドル、弱い逆相関関係だったのはポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年1月17日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はプラス幅を広げる展開で、この傾向は朝まで継続しました。
ドルは昼から夜にかけてプラスで推移し、日付が変わってからマイナスに転じました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年1月17日)の主な経済指標
11:00(中国)10-12月期四半期GDP
19:00(ユーロ)ユーロ圏消費者物価指数(HICP)
23:15(米国)12月鉱工業生産指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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