中国株サマリー(14日)

市場概況
4日ぶり大幅反発、人民元安が一服で買い直し

 14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに大幅反発。終値は前日比2.54%高の3240.94ポイントだった。深セン成分指数は3.77%高の10165.17ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3507億100万元だった。

 上海総合指数は小高く寄り付き、次第に上げ幅を拡大。終盤は上値が重くなったものの、終値は2日以来およそ半月ぶりの高値となった。人民元の対米ドル相場の下落が一服したことで幅広い銘柄が買い直され、全面高の展開となった。中国証券監督管理委員会(CSRC)が13日の会議で「市場の安定回復と好転の勢いが全力で形成し、固める」と表明したことも、投資家心理を強気に傾けたもよう。セクター別では、電機、ソフトウエア開発、計測器、文化・メディア、コンシューマーエレクトロニクス、自動車部品、コンピューターが軒並み上昇した。

 A株市場では、特定用途向け通信の海能達通信(002583)、電器部品メーカーの浙江三花智能控制(002050)がストップ高を付けた。空運の中国国際航空(601111)と中国東方航空(600115)、自動車部品の寧波均勝電子(600699)と安徽中鼎密封件(000887)、建設機械の中聯重科(000157)も大幅高だった。

 上海B株指数は2.34%高の261.60ポイントと5営業日ぶりに反発。深センB株指数は2.18%高の1195.59ポイントと3営業日ぶりに反発した。


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