東京外国為替市場概況・10時 ドル円、買い戻し

市場概況
 14日の東京外国為替市場でドル円は買い戻し。10時時点では157.53円とニューヨーク市場の終値(157.48円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。NY引け間際に流れた「トランプ氏は漸進的な関税引き上げ案をまだ検討も承認もしていない」との報道によるドル売りの流れで157.12円まで一時弱含んだ。しかし、東京仲値の値決めにかけてはドル買い・円売り需要が強く157.58円まで買い戻された。

 ユーロドルは買い一服。10時時点では1.0247ドルとニューヨーク市場の終値(1.0245ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。8時半ころに1.0278ドルまで上昇する場面もあったが、仲値にかけてドル円が買われたこともあり買いの勢いは一服となった。

 ユーロ円は下げ渋り。10時時点では161.42円とニューヨーク市場の終値(161.32円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。9時過ぎには161.20円まで下押ししたが、ドル円の売りが収まるとユーロ円も下げ渋った。もっとも、日経平均株価が徐々に下げ幅を広げていることもあり上値も限られている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.12円 - 157.58円
ユーロドル:1.0240ドル - 1.0278ドル
ユーロ円:161.20円 - 161.68円


(松井)


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